第57話 兔人族実質追放

やり残して、後回しにしてた事、ズクとダスカ国の処分について会議が開かれています。


勿論議会招集は、私神王、潜在的脅威を取り除くのが主目的です。


兔人族と聞くと、可愛いバニーガールを想像しますが、実際は2~3メートルのキン肉達磨、頭部に兔耳ウサミミは有りますが、黄色い前歯に牙の獰猛で攻撃的、年中見境無く交尾し鼠算式に増える厄介者です。


「ダスカ国の豚人は農業を営む、勤勉でお人好し!そこを漬け込まれ利用されただけ、放置しても問題無いと思う」


「現地のアイン皇帝が言うなら、ダスカ国には厳重注意して置くに留める!」


「兔人族は、攻め滅ぼす必要が有ります!!」

珍しくミメが、強硬発言しました。


「ミメ?滅ぼす必要があるか?」


「じいちゃん!ズクは、元々フリバスと言う猫族と犬族の国だったの、流民の兔人族数人を受け入れたのが滅亡の始まり、兔人族って人族の悪い所を純粋培養したような奴等よ!!」


ミメの話では、兔人族はバカでは無いが、食欲と性欲以外は興味が無く、他種族には残虐で狂暴なふるまい、同族他種族問わず女性に対してはレイプが挨拶の様に行われ、男女共に陰湿で執念深い性格の種族だそうだ。


「レイプが挨拶って、ゴルゴンみたいだな」

「じいちゃん!それ!!!ゴルゴンの島、今は硝石島に兔人族を流刑するの!!」




ズクは、3000万人の兔人族で溢れていました。

小さい島硝石島とは言え、フリバス王国(旧ズク国)より3倍の広さは有ります。


手を焼かせる500人の兔人族雄を、第一陣で硝石島に転移させます。

流石無法者の兔人族でも、古代トール神の末裔、10メートルの巨人族エミールには恐れ従順な態度、巨人族達に兔人族は罪人として強制労働させるよう指示し、次の兔人輸送の為フリバス王国に転移しました。



ワトさんが、1~2000を一気に転移出来るとは言え、3000万人を硝石島に輸送終ったのは、1週間後でした。

エミールには、過労死しても構わん、絶滅させる気で重労働させろ、と指示して置きました。

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異世界だよ頑張れじいちゃん 犬時保志 @ysxyz

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