失われた探偵小説を求めて

第１０話 未収録作品１５作

　お久しぶりです。今回は大阪圭吉の研究で名高い「小林文庫」さんのHPより、雑誌未収録（ただし書いた事はおそらく確かな）作品を改めてリストアップしてみます。

　最も新しい原稿でおよそ８０年前。儚い可能性とは思いますが、決してゼロではありません。もしこんなタイトルの原稿が押し入れや古い蔵に眠っていたら……と願っております。

　　原稿枚数：タイトル：収録予定雑誌：※備考

　？？枚　『首狩り祭り』　※中編とのこと

　８０枚　『残ってゐる人たち』

　？？枚　『共同結婚服』／『キング』昭和１５年

　５７枚　『浜田弥兵衛』

　１７枚　『日の丸燈台』／『キング』昭和１６年

　３５枚　『日本の空』／『キング』昭和１６年

　３２枚　『姿なき侵略者』／『キング』昭和１６年

　１０枚　『公衆電話の女』／『キング』昭和１６年

　２５枚　『異教詮議』／『にっぽん』昭和１６年　※『弓太郎捕物帖』８話

　３３枚　『太平洋の妻』／『キング』昭和１７年

　３１枚　『遺族になった男』／『新青年』昭和１７年

　３９枚　『マレーの虎』／『キング』昭和１７年

　２８枚　『偵察機還る』／『キング』昭和１７年

　１６枚　『子宝弾』／『講談倶楽部』昭和１８年

　２０枚　『最後の客』／『富士』昭和１８年

※この内『マレーの虎』は直筆原稿が現存、文庫にて再録公刊されました。