食生活の乱れ
移動が多い仕事をしていると、ついつい食事が適当になる。しかも私の場合、昼休みに何も食べなくても、一時間ぐらいすると空腹などが落ち着いてしまう性質なので、自分が食べたのかどうかも忘れていることが多い。それに合間に間食したり、カフェラテを飲んでいたりするから、自分の食生活のサイクルが乱れようが何しようが気付かないのである。
ここ数日は特に忙しかった。
というかこのエッセイが更新されていない時は社畜タイムなのである。何日も連続で書いていたら、暇だと思ってくれれば良い。
一緒に仕事をしている人が、昼休憩なので何か食べに行こうと誘ってきた。ここ数日は単独行動だったので、偶には良いかと思って二つ返事で席を立った。
「何食べたいですか?」
「何でもいいですけど、昨日と被らなければ」
「淡島さん、昨日何食べたんですか?」
そう尋ねられて、ふと気がつく。頭の中に「昨日の昼食」の記憶がない。
それどころか、ここ数日の食事の記憶が完全に抜けている。何故だろうと考えたら、移動と打ち合わせと通信テストのせいで、昼休みが潰れたり、夜遅くまで残業する羽目になったせいだった。
でも此処にこうして立っているからには、ちゃんと食べたということだよね? と自分に言い聞かせながら記憶を掘り返した。
一日目
朝食はカフェオレ。十五時にカフェラテとパン。十七時にカリカリ梅。二十一時に千切りキャベツ。
二日目
十時に昆布と水。十四時にラスク二枚、ジャガイモ系のお菓子を少し。十八時に板チョコ。二十二時にキャベツ。
三日目
朝食にキュウリと板チョコ。十七時に緑茶。十八時にワッフル。
四日目
カフェオレを飲みながら今に至る。
思い返したところ、冷蔵庫に入っているものをただ食べているような生活をしていた。これはあまりに良くない。しかもどう計算しても一日の必須カロリーに至っていない気がする。栄養価も悪い。調べていないけど、きっと悪い。
社畜だからといって食べ物を摂取しないようではいけない。大体食事の時間というのは仕事の時間でない以上、充実させなければいけないのだ。
反省を込め、家のパソコンでこのエッセイを書きながら缶酎ハイの蓋を開ける。週末に飲む酒は美味しい。食生活とかどうでもよくなるぐらいに美味しい。
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