別解かー!
「だろ?それと同じさ」
数学の授業が、教科書と違う解き方、いわゆる別解されてることを、拝島に聞き、初めて知った平泉。
別解なんてものいらないじゃないか!
そんなことを言うと、拝島が文系でも納得できる説明で、納得させてくれた。
世の中、何か1つ間違えたら、取り返しが必然的につかなくなる。
そんなことがないように、違う方法でもゴールに付けるようになっている。
別解とは、そんなものでもあるのだ。
違う道から辿り着いた人がいるから、世界が広がっていく。
別解も同じような物。
キーンコーンカーンコーン
そんなことを教えてもらい、次の授業の時間になった。
放課後
部活に向かう途中。
「別解かー!自分でも探してみようかな」
「バカ野郎、そんなことしてる暇あったら習ったことを理解しろ」
正論
「えー、理解したよー?」
「じゃあ、1人で解けるようになるまで勉強しろ」
正論
「はーい...」
そんなことを話しているうちに、美術室についた。
「んじゃ、じゃあねー!」
「おう、また後で!」
「こんにちは〜」
今日は、ついに自分にも仕事が来る予定だ!!
頑張るぞー!
上下等式 高坂 時雨 @siguretakasaka1280
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。上下等式の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます