第2話涼宮ハルヒコの憂鬱Ⅰ後編
キーンコーンカーンコーン
「ねえキョンコあなたどんな魔法を使ったの?」
「なんの話?」
「私涼宮があんな話してるの始めてみたわよ
あなたなにいったの?」
「はてなんだろ適当なことしか聞いてないきがするんだけどなー」
「驚天動地だ」
「昔からキョンコは変な男が好きだからね」
「誤解を招くようなことを言うな」
「僕も聞きたいな僕がいくら話しかけてもなーんも答えてくれない涼宮くんがどうすれば話すようになるのか
なんかコツでもあるの?」
「わからん」
「ふーんでも安心したな
涼宮くんいつまでもクラスで孤立したままじゃ困るもんな一人でも友達ができたことはいいことだよね」
「友達ねー」
「その調子で涼宮くんがクラスに溶け込めるようにしてあげてね
せっかく一緒のクラスになったんだし
みんな仲良くしたいよな
よろしくね」
「っと言われてもな」
「これからなにか伝えることがあったら貴女から伝えてもらうようにするからな」
「うーんいや待ってよ私はあいつのスポークスマンでもなんでもないのぞ」
「お願い」
席替えだそうだゴーフルの缶に入れられたくじをひいた私は窓際後方二番目と言うなかなかのポジションを獲得した
さらばハルヒコ~フォーエバー
偶然だよな
「ねえすべての部活に入ったってのは本当なの?どこか面白そうな部活があったら教えてよ」
「ない全然」
即答しやがった
「全然ない」
どうやらハルヒコの口癖は全然のようだ
「高校に入ったら少しはまともだと思ったが
これじゃ義務教育時代となんも変わんないな入る高校間違えたかな」
何を基準に学校選びをしているのだろう
「ミステリー研究会ってのがあったんだ」
「どうだった?」
「笑わせるな今まで一回も事件らしい事件に出くわしたことがないって言うんだもん部員もただのミステリー小説オタクばかりで名探偵みたいなやつもいないし」
「そりゃあそうだろう」
「頂上現象研究会にもちょっと期待してたんだがただのオカルトマニアの集まりでしかないんだよどう思う?」
「どうも思わん」
「ああーもうつまんねえー
これだけあれば少しは変なクラブがあっても良さそうなのに」
「ないものはしょうがないでしょ
結局のところ人間はそこにあるもので満足しなければならないのさ
ゆうなればそれをできない人間が発見やら発明やらをして文明を発達させてきたんだ
空を飛びたいと思ったから飛行機を作ったし楽に移動したいと思ったから車や列車を産み出したんだ
でもそれは一部の人間の才覚や発想によって初めて生じたものであり
つまり天才がそれを可能にしたわけだ
凡人足る我々は人生を凡庸に過ごすのが一番であってね」
「うるせえ」
「ん?」
「ふん」
もしかしたらこの会話がネタフリだったのかもしれない
それは突然やって来た
ガンッ 頭を打つ
「なにするのよ!」
「気がついた」
「何に?」
「どうしてこんな簡単なことに気がつかなかったんだ」
「何が?」
「ないんなら自分で作ればいいんだ」
「だから何を?」
「部活だ!」
「ああ~
わかったまあ今は落ち着け」
「なんだよその反応もうちょっとお前も喜べよこの発見を」
「今は授業中だ!」
授業後屋上にて
「協力しろ」
かつあげされてる気分わ
「何を協力すればいいの?」
「俺の新クラブ作りだ」
「なぜ私があなたの思い付きに協力しなくちゃならないのか
それをまず教えてくれ」
「俺は部室と部員を用意するから
お前は学校に提出する書類を揃えろ」
聞いちゃいねえ
「なんのクラブを作るつもりなんだ?」
「どうでもいいだろそんなこととにかくまずは作るんだよいいか今日の放課後までに調べとけよ俺もそれまでに部室を探しとくからいいな!」
「これからここが俺たちの部室だ」
「ちょいまってどこなのよここは」
「文化部の部室塔だ美術部や吹奏楽部は美術室や音楽室があるだろそんな特別な教室を持たない部活や同好会が集まってるのがこの部室塔通称休館
この部屋は文芸部」
「なら文芸部なんでしょ!?」
「でもこの春3年生が卒業して部員0
新たに誰か入らないと休部になってた優いつの部活なんだよ
で、こいつが1年の新入部員」
「なら休部になってないじゃない」
「似たようなもんさ一人しかいないんだから」
「あの人はどうするの?」
「別にいいって言ってたぞ」
「本当なのそれは?」
「昼休みにあったときに部室かせーっていったらどうぞって」
「脅迫じゃないかそれは」
「脅迫何てしてねえよ
本さえ読めればいいらしいぞ
変わってると言えば変わってるな」
「はいあなたが言わない~」
「長門優也」
「長門くんとやらこの子はここをなんだかわから部活の部室にしようとしてるのよそれでもいいの?」
「いい」
「いやーしかし多分ものすごく迷惑をかけると思うわよ」
「構わない」
「そのうち追い出されるかもしれないわよ」
「どうぞ」
「まあそうゆうことだからこれから放課後この部屋に集合な絶対こいよ
来ねえと死刑だからな」
「わかったわよ死刑はやだからね」
で次の日
「先にいってろ」
部室にて
「なに読んでるの?おもしろい?」
「ユニーク」
「どうゆうとこが?」
「全部」
「本が好きなのね?」
「わりと」
「そうか」
帰っていいかしら私
「やあごめんごめん遅れちゃって
捕まえるのに手間取っちゃって」
またしても男の子だったしかもなんと
男の娘だった」
「あのーここどこですか何で僕つれてこられたんですか」
ガチャ
「何で鍵を閉めるんですか」
「黙れ
紹介するなこいつは朝比奈みつる君だ」
「紹介終わりなの!?
どこからラチったの?」
「そんなことしねえよ任意同行だ」
「にたもんなようだ」
「2年の教室でぼんやりしてたとこ捕まえたんだ
俺休み時間には校内を隅々まで歩くようにしてたから何回か見かけて覚えてたって訳だ」
「休み時間に教室にいないと思ってたらそんなことをしていたのね
ん?ならこの人は上級生?」
「それがどうかしたのか?」
「あーまあいいあのー朝比奈くんか何でまたこの人なんだ?」
「まあみてごらんなさいよめちゃめちゃ可愛いでしょ」
危ない誘拐犯のようなことを言い出しやがった
「俺萌えって結構重要なことだと思うんだよな」
「ごめんなんだって」
「萌えだよ萌えいわゆるひとつの萌え要素基本的にななにかおかしな事件が起こるような物語にはこうゆう萌えで可愛い男の娘が一人はいるものなんだそれだけじゃないんだみてこれ長さは俺と同じぐらいなのに俺より髪質良くてさらさらなんだよ男の娘でかわいくて神がかってるぜ髪だけにな」
「はいつまらない」
「本当に髪綺麗だななんか腹立ってきた長さ一緒で俺より綺麗なんて一発殴っとくか」
「やめとけ」
「でも本当にさらさらできれいなんだよお前もさわってみるか?」
「いや遠慮しとくするとなにか
お前はこの朝比奈くんが可愛くて髪がさらさらできれいだからと言う理由でここにつれてきたの?」
「そうだ」
「新生のアホだこの人」
「こうゆうマスコット的キャラも必要だと思ってみつるくんお前他にクラブ活動とかしてる?」
「はい書道部に」
「あーじゃそこやめてわが部活動のじゃまだから」
みつるが長門をみる
「ああーそうかわかりました」
何がわかったんだろう
「書道部はやめてこっちに入部します
でも僕文芸部が何をする部活かよく知らなくて」
「わが部は文芸部じゃねえ」
「え!?」
「ここの部室は一時的に借りてるだけですあなたが入らされようとしているのはここの涼宮がこれから作る活動内容未定で名称不明の同好会ですよ
ちなみにあっちで座って本を読んでるのが本当の文芸部委員です」
「はあー」
「大丈夫名前なら今決めたから」
「いってみて」
皆の衆お知らせしよう新しく発足される今ここに決まった
「SOS団!」
世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒコの団略してSOS 団であるそこ笑っていいぞ本来なら世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒコの同好会とでもすべきだろうがなにしろまだ同好会のていすらたってない上になにをする集団かわからないのである」
「だから団でいいだろ」
意味不明なハルヒコの一言によってめでたくこのように決まった
好きにしなさいよもう
性転換した涼宮ハルヒの憂鬱 @ryuzakimikoto3510
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。性転換した涼宮ハルヒの憂鬱の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます