第38話~後書き~
創作小説2作目となる本作も、なんやかんやで完結に至りました
読んでくれる人がいるというのが、これ程自分にとってのモチベーションになるんやなぁと実感を得られた作品になりました
この作品は、タイトルだけが先行してパッと頭に浮かび
そこから設定を練るプロットを作って執筆を開始しました
まぁプロット通りに話が進んだのは極一部ですがw
でも結末だけは「これだ!」と決めていたので
そこに向かって修正しながら、間延びしないようにテンポよくを心がけて書いたつもりです
文量で言えば10万字弱といった所ですが
スマホのメモ帳にちまちまと書き進めて、1ヶ月ちょいで書き切りました
拙い文章で読みにくい部分も多々あったと思います
もともと本の虫と言うほど読書家でもなく、これまで読んだ作品数も多くは無いですが
自分が読んでいる時に、その文章から映像を頭の中で創り出して読み進めるタイプですので
自分が書く時もそれを強く意識しました
それが形になったかどうかは、読んでくださった方にしかわかりませんが……
内容に関してですが
主人公の颯太の心情などはもっと掘り下げても良かったのでは?と思います
テンポを重視するうちに「こいつ物分り良すぎやしないか?」と思ってしまったり(笑)
冒頭で時雨もその本質をついていたり(笑)
ヒロインは夏海にする案もあったのですが、もうね……書いてるうちに時雨が可愛くなってしまってww
夏海も凄くいい子なんです、普通ならこんないい子ほっとかないでしょ!
でもいい子すぎるってのもこの子の欠点でもあるんですよね
自分の気持ちより、友人なり自分の大事な人の気持ちを優先しちゃうっていう
恋愛要素はあまりない作品ですが、この3人の相手を想い合う関係というか友情と恋心の葛藤みたいなのを伝えられたなら良かったかなと思います
戦闘の描写については相当苦労しました
自分の中の縛りとして、極力「ドカーン」とか「ズバーン」みたいな擬音を使わない様にして
どこまで文章として書けるかに挑戦したつもりです
味気ないかなと思う時もありましたが、いい経験になったと思います
「彼女=時雨」がなぜ傘をささずに雨にうたれるのか……ですが、1つは彼女が「水の能力者」だからです
自然の水を身に受け、能力を発現する為の「気」を溜め込んでいる……みたいな設定もあったのですが
もう1つは、言うのも野暮ですよね(笑)
タイトルが浮かんだ後に決めた結末がコレでした
最後に時雨の心に届いた『ただいま』の言葉が
彼女の中の彼が発した声なのか、何らかの形で現世に現れた颯太の発した声なのか……
そこは皆様の思う形で想像してください
ここまで読み進めてくださった皆様
本当にありがとうございます!
皆様のおかげで完結まで書き進めることができたと言っても過言ではありません!
あなたの人生にほんの少しでも私の作品が心に届いたならば何よりの幸いです
彼女は雨の日に傘をささない @akira-take
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