異世界迷子編 10

 

 駅のプラットホームへと上がり電車を待つ。学園レヴンはこの国の外れにあり、その回りには森や山、綺麗な湖がある。

 電車では首都から約2時間かかる距離だ。

 ホームには俺と同じ制服に身を包んだ、学生達と見送りをしているその親達が結構な数いる。俺はマリアベルとホームの端の壁を背にその様子を見ていた。


(父さんと母さん元気かな……)


 イカンな。旅立ちの日なのにしんみりしてしまった。

 隣を見ると、新入生だろうヒューマンの少年、少女が俺と同じようにその様子を見ていた。


(ふぅー、シャロンさんの命令通りリア充になるために動くか)


 俺は声をかけることにした。


「おはよう。二人とも俺と同じ新入生だよな?」


 声をかけると、少女は少年の後ろへと隠れる。

 少年はそんな少女を守るように立ち訝しげに答える。


「そうだけど?」


(そんなに警戒されるとなんか凹むな)


「いや、知り合いもほとんどいないしこれから同じ学校に通うんだから友達になれたらなって、思ってさ」

「ふーん。君、メイド連れてるけど、どこかの御曹司か何か?」

「ん?あぁ、違うよ。俺はシン、ヤマシマ・シン。来訪者(ゲスト)なんだ。だから、あんまりこっちに友達がいなくて」


 俺の台詞は目の前の少年の絶叫に遮られる。


「っえ!えええぇぇぇ!来訪者ゲスト!?噂は本当だったんだ!リグレット見ろよ!本物だって!」


 何故か分からないが少年は大興奮だ。俺の側に控えるマリアベルが警戒している。


「あの」

「あっ、ごめん!俺はラティア・リードブルグ。で、こっちが」


 少女がおずおずと自己紹介をする。


「……リグレット・リードブルグ」

「よろしく。ラティア、リグレット。こっちのメイドが――」


 チリンと頭の鈴が鳴り、名札を見せるように少し胸を張り自己紹介をする。


「マリアベルです」

「うわぁ、綺麗」


 リグレットがマリアベルに見とれながら言う。


「ありがとうございます。リグレット様」


 リグレットは顔を赤らめて下を向く。


「ラティア達は兄妹なの?」

「うん、そうだよ。双子なんだ。俺が兄だよ」


 そんな話をしていた気付いたことがある。先程のラティアの絶叫が聞こえていたようで、プラットホームの視線が俺達に集中していた。

 俺を眩しい物を見るように崇める視線や明らかに敵意を含んでいるもの、耳をそばだてれば聞こえるのはあの子が来訪者や噂は本当だったんだ等だ。


(ヤバイな来訪者ゲストって言ったのは失敗だったか?)


 そんなことを考えていると後ろから声をかけられる。


「おい」


 どこかで聞いたような声だ。振り返るとそこにはいつかあった生意気そうな金髪の少年と改造メイド服のエロメイドさんが立っていた。


「ぼくぅ、まさか来訪者ゲストだったなんてねぇ。お姉さん驚きよぉ」


 相変わらずエロいメイドである。チラリとマリアベルを見ると先程より警戒している。


「その節はどうも」

「まさか、お前が来訪者ゲストだとは思わなかったぞ。立場があるならちゃんとした奴と付き合った方が良いぜ。そいつらリードブルグの貧乏人なんかと付き合うのは辞めた方がいい」


 相変わらず生意気なクソガキである。ラティアが口を開く。


「あっちに行けよ。お前なんか呼んでないぞ」

「はっ!俺はお前と話してるんじゃねーよ。俺はピート・ラルダ・ポニフィエール。ポニフィエール家の者だ。そいつらは孤児院の奴等だ。そんな奴等より俺と付き合う方がいいだろ?」


 ラティアを見ると悔しそうに唇を噛み、拳を握りしめている。

 リグレットに至っては泣き出しそうだ。


(孤児院って……学園に入るために相当頑張ったんだろうな。日本にいたときの俺なんかよりよっぽど立派じゃねーか。リードブルグ兄妹)


 俺は違う意味で泣きそうだった。

 だが、ピートと名乗ったクソガキの言い方には相当頭に来るものがある。

 リードブルグ兄妹の前に立ち、ピートに告げる。


「お前さぁ、この前も言ったけど友達の作り方位教えてもらえ。後な俺の友達馬鹿にすんな!」


 俺の言葉にみるみる内に顔を赤くしていくピート。


「なんだと!俺はポニフィエールだぞ!」

「知らねーよ。向こうに行けよ」


 その言葉に激昂したピートが俺を掴もうと手を伸ばすがそれは二人のメイドに阻止された。


「坊っちゃま!それは不味いわぁ!」

「シン様!…ポニフィエール様。これ以上の狼藉は政府上層部へと報告せねばならなくなります。理解が出来るのであれば今すぐにこの場より立ち去ることをお勧め致します」


 マリアベルは明らかな敵意を持って警告する。


「坊っちゃま、あちらのメイドの言う通りです。大旦那様の御言葉を思い出してください」


 あら、このエロメイド普通のしゃべり方も出来るんだな。


「ちっ、分かったよ」


 舌打ちをして、ピートは俺達から離れていった。

 メイドは立ち去る前に深々と頭を下げていった。


「ふぅ、なんなんだあいつは」


 独り言のように愚痴るとラティアが答える。


「ピート・ラルダ・ポニフィエール。ポニフィエール財閥の御曹司だよ。あんな感じでいつも俺達を馬鹿にしてくるんだ。あっ!助けてくれてありがとう!」

「いいよ。友達だろ?」

「友達……あぁ!改めてよろしくシン!」

「ありがとう」


 リグレットも小声でそう礼をくれた。そんなこんななで一悶着終わり、タイミングを見計らったように電車が到着したアナウンスがプラットホームに響く。


『いやぁー!新入生諸君!今から君達は学園レヴンに向かう。そこでは楽しいことも悲しいことも辛いこともあるだろうが、それでもいい!俺は、私はやるぜ!って子だけ電車に乗ってくれ!』


(なんだこのアナウンスは……)


 眼前に浮かぶ乗車アイコンをタッチする。車内へと移動する。


(広すぎる!おかしいだろ!)


 車内は電車の外見と広さが合ってない程、広い。まるで、ホテルのエントランスホールの様だ。

 おそらくは空間に干渉する魔法を使っているのだろう。

 改めて、魔法の万能性を思い知らされる。

 俺達は歩を進め、ソファーに腰を下ろした。

 眼前には大きな窓があり、外を一望できた。

 少し、落ち着いたのでラティアに声をかける。


「なぁ、さっきのピートとか言う奴はいつも君達を見下すって言ってたけどどこで知り合ったんだ?」

「この世界の事、本当に知らないだね。プライマリースクールだよ。金持ちもそうじゃないのも一律同じ所に通うんだ。で、それを卒業したら、進路が分かれる。俺達が今目指してる学園レヴンは世界に4つある最高峰の学園だよ」


 レヴンについては少しだがネットで調べたな。

 曰く、最高の教師陣。

 曰く、最高の施設と設備。

 曰く、最高の未来を用意出来る。


(とかなんとかだったか?)


「じゃあ、そこであいつからウザい絡まれ方してたんだな。大変だったな」

「そうでもないよ。言われる度に負けたくないって、認められたいって気持ちで頑張れたからな」


(こいつ凄いな……)


 ラティアは年下だ、だが、俺は敬意の念を抱くことを禁じ得なかった。

 リグレットの方を見るとずっと窓から外を見ていた。広がるのは青空。先程の様子から察するに人見知りをするのだろう。


「そうだ!シン、電車内歩いて回って見る?」

「いいね!」


 それに快諾する。屋敷にいる間、俺はついぞ出歩くことが叶わなかったのでラティアの提案は魅力的な物だった。


「じゃあ、マリアベルちょっと行ってくる」

「シン様。私もお供します」

「いや、リグレットが一人になるから残ってくれ。また、あのクソガキが来るかも知れないし」

「リグレット、行ってくるよ」


 そして、車内探検が始まった。

 久しぶりの開放感!こちらに来てから絶えず誰かが側にいたからな。今はラティアがいるけど。


「よっしゃ行くか」


 冒険開始だ。


 空中に浮かぶ車内案内図を見てみる。完全に動くホテルと形容するのが相応しい。

 中にはレストランやプールがあるのが確認できた。


「凄いな、完全にホテルだ。ラティア、この世界の電車って皆こうなの?」

「違うよ、流石にこの規模のは国に何台かしかないよ」

「へぇー」


 正直、電車の形をしている理由が俺には分からなかった。スマホで調べてみると、制作者の趣味でこうなったらしい。やはりというか、制作者は来訪者(ゲスト)の様だ。


「それより、シン。上から外に出れるんだよ行こう」

「外!?マジか!行こうぜ!」


 ラティアに着いていき階段を上り、電車の屋根の上に出ると。

 広い見晴らしのいい空間が広がっている。心地よい風が体に当たる。

 端まで歩き、手すりへと身を預け、空を見上げる。つきぬけるような青空が目に眩しい。目を凝らせば、シャボン玉のような膜が張ってあるのが分かる。それが風を弱め、上空の気温の寒さを防ぎ、落下防止の役割をはたしているようだ

 俺は凄いとしか思い浮かばなかった。


「シン!あれ見て!」


 ラティアが指差した方を見ると巨大な鳥が電車と平行に飛んでいた。


「なんだっ……あの鳥!でけー!」

「アレはねフェロー!昔の来訪者ゲストの使い魔だったんだよ!シンに挨拶に来たのかもね!」


 そう言えばこっちを見てるような気がする。俺が手を振ると一声大きく鳴き、フェローは飛び去っていった。

 眼科には町が見えてきた、どうやら次の駅に着いたようだ。


 それから、四度生徒を拾うため駅で止まった。

 俺は着くまで屋根でずっとラティアと話していた。ラティアは人望があるらしく、彼を見かけた生徒達が男女、種族問わず、彼に話しかけていた。

 俺はというと話しかけてくる生徒達と自己紹介をしていたがやはり、来訪者ゲストということが知れているみたいで好奇の目に晒されていた。


『夢見る少年、少女達!もうすぐ到着だぜ!準備はいいかい?』


 そんなアナウンスが入ったので俺達はマリアベル達の元へと戻る。

 戻るとリグレットとマリアベルは何故だが仲良くなっていた。俺とは目を合わせてくれないが。もしかしたら人見知りというより男が苦手なのかも知れないな。


 学園レヴンの最寄り駅、この駅は正門の目と鼻の先にある。に降り立つ。スマホをかざしてゲートを通り抜ける。

 そして、正門の前で足を止める。

 前回、はポータルでの移動だったのでこの正門を見るのは初めてだ。

 大きな、正門にはアーチがかかっており。その頂点に翼を持った黄金の獅子の像が飾られていた。


(戻って来たな。俺の二度目の青春が始まるな)


「シン、止まってないで行こう」

「あぁ!」


 そして、俺は正門を潜った。前を歩く生徒達が何だか騒がしい。

 モーゼの如く目の前の生徒達が道を開ける。


(何だ?)


 疑問に思った瞬間、俺を衝撃が襲った。


「弟君!!」


 倒れないように踏ん張る。なめるなよ、伊達に鍛えられてない。

 そのままましろに抱き締められる。


「無事に着いてよかった!なんにもなかった?」


 どうやら心配していたようだ。安堵の声をあげる。


「うん。友達が出来たよ」


 俺はリードブルグ兄妹を紹介する。


「こっちがラティアで女の子の方がリグレット」

「ラティア・リードブルグです。極限者クライストに会えるなんて光栄です」

「リグレット・リードブルグです。よろしくお願いします」


 どちらとも礼儀正しく挨拶する。その様子を見て改めて極限者クライストが尊敬されていることを確認する。


「二人とも弟君と仲良くしてね!」

「はい!」

「……はい」


 ラティアは元気よくリグレットは控えめに返事をする。


「そうだ!私が案内してあげる!」


 俺達は入学式が行われる大講堂を目指している。


「何が案内してあげる!にゃ。ましろにゃんには仕事があるにゃ」


 突如現れた、猫耳の女生徒がましろの襟首を掴み引きずりそのまま建物の中へと消えるのだった。


「……何だったんだ」


 入学式の行われる、大講堂へと到着し中へと入る。

 生徒の親達は別の電車で来ていたようで、ほぼ全ての生徒が親と一緒に座っていた。

 席の指定はされていないようなので、俺達は後ろの方の席へと座った。

 時刻を見ると8時50分、開始まで後10分だ。それにしても新入生多いな。

 壇上を見ると講師陣に紛れましろや総理が座っていた。世界に誇る学園なので入学式に政治家や有名人が来るのだろう。


「シャロンさん、いないな」

「……?シン様、トキハ様の隣に座っていますが」

「……え?」


 マリアベルに言われ総理の隣をよく見るとキッチリとスーツを着こなした綺麗な女性が座っている。


「いやいや、アレが?マリアベル、冗談だろ?」

「本人です」

「マジかよ。なんで普段からあの格好しないんだよ……」


 そして、時刻になり。荘厳な音楽が流れ出す中、入学式が始まった。

 壇の中央に学園長イヌカイが立つ。相変わらずの白いあご髭と輝かんばかりの頭をしている…つまりハゲだ。

 その、ハゲもとい学園長が話を始める。


「新入生の皆、入学おめでとう。ワシは学園長のササガーヌ・イヌカイじゃ。皆はこれから7年この学園レヴンにて、ミールズウェイの将来、引いては世界の未来を担う人材に成るべく邁進していくこととなるじゃろう。ワシ等はそれをサポートする為に、最高の講師陣と優れた設備を備えておる。詳しい説明はこの学園に入学すると決めた皆には不要じゃろう。ですので、ワシからはこの一点だけを新入生の君たちに伝えよう。世界は英雄ゆうしゃを求めておる。各々がそれに成るべく思考を止めず、研鑽を積む事を止めるべからず。以上!」


 学園長の話が終わるとともに周囲から拍手が沸く。学園長が降壇すると、女性の声が大講堂に響いた。


「次に生徒会長スロウ・プリーハより新入生の皆様に挨拶がございます」


 呼ばれた生徒がマイクの前に立つ、銀髪の褐色肌の青年だ。


「先ほど、ご紹介に預かりました、生徒会長のスロウ・プリーハです。新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。この学園は、先ほど学園長も仰っていた通り、未来を担う存在を育成するために最高の設備と講師陣が揃っています。しかしそれだけでは、優秀な人材は育ちません。何より、互いを認め合い共に研鑽しあう学友達こそが私は重要だと思います。そういった意味では、この学園の者達は高い目的意識、優秀な能力を有しており、この国だけでなく世界的に見ても有数の学校です。そういった者達が手を取り合いお互いに協力している姿を想像してください。どうですか?それはきっとすばらしいことでしょう!これから、思い悩み挫ける事もあるかも知れませんが、そのときは講師の方々や我々上級生を頼りにして欲しい。新入生諸君、これからよろしく!」


 生徒会長はさわやかな笑顔でそう締めくくった。再び先ほどの女性の声が会場に響いた。


「次に新入生代表ディアーナ・へラオスフィーレ・メービレより挨拶がございます」


 そう呼ばれ小柄な少女が中央に立った。その少女は背中に二枚一組のうっすらと透けた羽を持っていた。

 俺が壇上の少女を見ていると、ふとその少女と目があった気がした。


(ん?)


 気になり視線を追うとラティアを見ていることが分かった。隣のラティアは顔を伏せている。


「暖かな春風が吹く中、私達は今日この学園レヴンの門をくぐりました。校門に座す獅子の瞳は私達に誇り高く、気高き存在に成れと語りかけてくるようにでした。私達はこれから、自身の手で未来を切り開くべき力を得るべく、この学園にて邁進してゆく所存です。しかしながら、私達はまだ若輩です。偉大なる講師の方々、尊敬する先輩方、最愛なる保護者の方々、どうか私達に力を貸してください。最後になりますが、私達はこのレヴンの生徒として誇りを持ち、実りある学園生活を送りたいと思います」


 一瞬、間をおいて拍手が舞い起きた。少女はお辞儀をしステージを降りていった。

 その後は卒業生の有名人や総理が挨拶をして、終にシャロンの番となった


「諸君、入学おめでとう。諸君等の心からの願いはなんだ?こう問われ、答えられる者は諸君等の中にはそう多くあるまい。ここでの生活でそれを見つけて欲しい。短いが私からは以上だ。ただ、心からの願いがあるものが決意表明をしたいとの事だ。既に諸君等も知っているだろ?この国に新たなる来訪者ゲストが来たことを。ヤマシタ・シン、壇上へ上がりなさい」


 講堂内がざわつく、壇上では打ち合わせと違うと進行の女性がシャロンに抗議している。


「シン、呼ばれてるぞ……?」


 ラティアが言いにくそうに言う。俺は混乱していた。こんなの聞いてないしなにも考えてない。


「少年。早く上がりたまえ」

「はぁ~」


 ため息を1つ、俺は覚悟を決めて壇上へと歩く。後ろに陣取ったのが仇となり、壇上へはそれなりの距離があった。その間、好奇の視線に晒される。

 壇上へ着き、シャロンに抗議する。


「ちょっと!何も聞いてないですよ!」


 シャロンが俺に近づき耳元で喋る。香水の香りが鼻を擽る。


「すまないな少年。だが、チャンスは作った。いいか?この学園は他の三校より入学式が早い。例年、入学式はメディアが取り上げる。今回は新たなる来訪者ゲストの出現も合わさり話題性も充分だ。君の幼馴染みの目に留まる可能性も高い。後は分かるな?」


(そういう事か……!)


「……ありがとうございます」

「気にするな。会わせてあげるのが一番なんだがな」


 咳払いが1つ聞こえる、見ると進行の女性が早くしろと言わんばかりにこちらを見ていた。

 俺は中央へと立つと、講堂を見回した。皆、何を言うのか楽しみといった表情だ。


「俺は……今までの俺の人生は不可だった。大切な約束も守れずに後悔の日々を過ごしていた……」


 講堂は何を言っているんだという雰囲気に包まれる。それでも俺は止めない。


「でも、次は違う!必ず守る。だから、」


 遥に届くように力の限り叫ぶ。


「今度こそ燃え上がるような青春を!」


 こうして、俺の行ったり来たりの熱くて燃えてしまいそうな、二回目の学生生活の幕が上がった。

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今度こそ燃え上がるような青春を! 才花 @yarazabeth

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