趣味で調子が乗らない時には『魔女の○急便』のウル○ラに倣いませう。
【前回までのあらすじ】
〇ーpad専用のデジタルお絵かきソフトは持っているのだが、それに慣れなければならない段階でストップしている。
そうなった原因はいくつかあるのだが、思う様に描けなくなったからではなく(継続して描かなきゃ描けなくなるのは当たり前なので)、
『どう描きたいのか分からなくなった』
というのが原因としては一番大きいだろう。
幽冥牢彦はエゴサーチは厳禁としている。
エゴサーチというのはネットで自分のペンネームで検索をかけ、評価を知る事なのだが、創作をする方々は、絶対にやっちゃ駄目だ。
あなたがしていない事、全く関与した事のない事まで
『した』
と書いてあるからだ。したかどうかのソースがないのは通常モードである。
幽冥牢彦がしないのも同じく、やる気が完全に消失する様な適当極まるネガティヴな反応が圧倒的に多いからだ。それも事実ではなく、匿名による言いがかりがほとんど。
仮に10件幽冥牢彦について語られているとして、その内8割は勝手な想像でものを言われているし、そういう手合いはまず話して聞く様な相手ではない。
見た感じでは
『とにかく自分の言っている事が事実だろうと完全な妄想だろうと顧みる事無く、気に入らない相手に対して罵詈雑言を打ち込み続けていないと死んでしまうタイプ』
という様子。
そんな何処であったのか分からん上にその態度を押し通す様な奴に正気を騙られたくない。
立派に名誉棄損なので、いつか正式に訴訟したいと思っている。
そういう手合いの中から、応援して下さる方や、コメントやレビューを下さる方がたまに見つかる、という状態。感覚としては砂漠で砂金を探す様なレベルである。
なので、エゴサーチはしない。
が、絵に関してもネガティヴな意見を見てしまったので、以来、絵を描いていない。
好きな様に描くにしても、そういうのを見た後だと確実に線が荒れる。滅茶苦茶に荒れる。
その時の心理状態がもろに出る。そこが絵の辛い所だ。
『描きまくる事で元の調子を取り戻せるタイプではない』
と過去の経験から判明しているので、恐らくそれは幽冥牢彦にとって悪手なのだろう。なのでそれもしない。
描きまくって一瞬線がぶれ、
『ええい!』
と、苦境に立たされた陶芸家風にそれを無に帰すのは描かれたものが可哀想だ、と、幽冥牢彦は考える。
そこで浮かぶのは、『魔女の〇急便』でキ〇の友人であるウル〇ラが、行き詰まって能力が使えなくなった彼女にかけたアドバイスだ。
『どうにもならなくなったら、それをしない。
他の事をする。(中略)その内、無性に描きたくなって来る』
というあれだ。
劇場版はキ〇もウルス〇ラもその道で身を立てようと経験を積んでいた段階なので(原作にはそこからキ〇が経験を積み、やがて大人になってという風に続きがある)、厳しい言い方をすればまだアマチュアだ。
だからこそ、そういう自分の打ち込んでいるものと上手く行かない時の自分を客観視する方法に気付けたのは大きいと思う。
何しろ、それで身を立てるならば、一生それと付き合って行かなければならない。納期は待ってくれない。その間での気分転換方法はプロになる前に見つけておかなければならない。
幽冥牢彦は運良くリアルタイムで『魔女の〇急便』を見る事が出来た。そこには感謝している。
なので、今の所は描かない。
二度と描かなくなったとしても、それはそれだ。
それに、自分の実力も知っている。商業どころか同人でも声を掛けられるレベルではないし、売りたいなら売り方を考えないといけない段階にいる。
なので、良くも悪くも唐突に広く知ってもらうには、ノベルゲームを作るのが一番効果的だろう。それも過去の経験から知っている。
これも誤解からまあえらく叩かれ、事実を説明しているのに、その発言内容を全て嘘だと言われ、更には
『男なら何を言われても黙って作業しろ』
と言われた。
冗談ではない、そりゃひどいセクハラだ。
ギャラに関して、売り上げのみで企画を立てたのは確かに幽冥牢彦が悪かった。しかし、何かを作るチームでそういう事を言うのは全く以てフェアじゃない。
しかもそれを言い出した人物は自分の意見に閉じこもるタイプだった。その時にそれが分かった。
そうなる前は相談相手の一人でもあったので、滅茶苦茶に辛い、最低最悪な経験である。
誰かと組んで何かを作る事はとても大変だけれど、楽しいと知っている。
でも、二度としない。
絵を描くという行為とその経験が幽冥牢彦の中で深刻なレベルで結び付いているので、それも多分、絵を描きたくない原因だろう。
何やらナーバスな話になったが、打ち明けた事で多少マシになると信じたい。
ではまた(`・ω・´)ゞ
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