横たえる蒼い弾〇(B`〇『さまよえる蒼い〇丸』)
【前回までのあらすじ】
『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……!』
唐突な苦悶の声でいささか恐縮だが、近頃の暑さのせいで、
『藤原竜〇の真似をするガーリィレコー〇の真似』(ややこしい)
で始まる。
十二分にぬるまったアイスノ〇先輩、横たえていた身体の下に発生している熱などが作用して、熱中症寸前の目覚めが毎朝、幽冥牢を待っているのだ。
通常、扇風機先輩が二つあればかなり落ち着いた状態で起きられそうなものだが、問題は湿度である。それが熱をしっかり保持してくれる。故にこの体たらく。
何とか身体を起こして冷蔵庫から取り出したペットボトルのポカリスエッ〇先輩をコップに注ぎ、一杯。これで命拾いする。
それから朝食である。既に疲弊しているので、すぐ食べられるものが望ましい。今朝はうどんを頂いた。具がなかったので素うどん二人前を頂いておなかと心を落ち着ける事にした。
怒涛の勢いで頂いてしまうのは、身体が限界だからなのだろう。10分ほどで食事を終え、椅子に身を預ける。
これでコーヒーを飲んでも飲まなくても、一時間ほどすると消化吸収の為なのか、またもえらい眠気に襲われる。一杯のコーヒーは貴重だ。だから最近は朝食後にはもったいないので飲まない様にしている。
『今週は34度以下になる事はない』
と、週間天気予報が報じていたのを思い出す。
来週下がる予定もない。
(三個目の扇風機が、必要かもしれんな……)
誕生日まで一週間を切った、ある日の幽冥牢の様子をお届けした。
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