Curse Ca〇e(平〇進『Nurse Caf〇』)

【前回までのあらすじ】

 幽冥牢ゆめろうはコンビニの冷凍炒飯が好きだ。

 買って来て冷蔵庫に半日程入れておけば自然解凍し、美味しく頂けるのもありがたい。ボリュームはおよそ、248円プラス税で300グラム(二合=計量カップ二杯分)程だ。

 そこで幽冥牢はふと思い付いた。


(あれ? 二袋買って行って炊飯器で保温しておけば、お腹一杯食べれるんじゃない?)


 早速試す事にした。用意したものを炊飯釜に入れて保温し、待つ事数時間。


……出来上がったのは、多めに見て三合分程のピラフっぽい何かであった。

 味は悪くないのだが、米粒のサイズからして、恐らく日本米ではないのだろう。

 自然解凍の方が、まだボリュームは減らなかったと思われる。


 それをよそい、黙々と頂く、ある日の幽冥牢であった―

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