上半期はまずまず好調

 4/20締め切りの「賢いヒロイン」中編コンテストに応募が終わると、職場の冬季休業が開けて今年も仕事が始まった。


 しばらくは仕事をこなしつつカクヨムのラブコメを毎日更新するという生活を送ることになりそうだ。


 他にやりたいことが一つあった。

 去年の論創ミステリ大賞で落ちた原稿の改稿だ。


 論創は一次、二次、最終という段階を踏んでいるらしいのに、発表されたのは最終候補だけ。これでは自分が一次落ちなのか二次落ちなのかわからない。そんなモヤモヤがあったし、受賞作+最終落ちから刊行された作品を見るとどちらも社会派だった。パズラー寄りの本格ミステリとは相性が悪かったかもしれない。


 また、応募原稿には暴力シーンがあったが、これがやりすぎのように思えた。必要最小限にとどめよう。


 ――というわけで4月下旬から改稿開始。

 かなりいじくって、まずまずしっくりくるものになった。

 そうなると、新人賞にリトライしたくなるのが作家志望者というもの。


 5月は日ミス、福ミス、このミスと三つもミステリ新人賞がある。


 どれにしようか迷ったが、何度目かわからない下限350枚に届いていない状態だったので、400字詰めで換算しなくていいこのミスしか応募先はなかった。


 応募の準備をしていると、創元ミステリ短編賞の一次が発表された。僕の「ダンデライオンの綿毛の問題」は無事に通っていた。


 創元の短編賞とは相性が悪く、ミステリーズ!新人賞時代も、創元SF短編賞でも一次通過の経験がなかった。それをようやく突破できた。


 このミスに原稿を送ったあとの6月。

 下旬になって、MF文庫Jライトノベル新人賞でラノベミステリ「死神は探偵に向いていない」が一次通過。


 その数日後、創元ミステリ短編賞は二次を通過した。


 創元は次が最終候補者の発表だ。

 MFは一次のみ公開、二次以降は7月に受賞者と同時に発表される。

 これに加え、3月に出した文藝賞は最終選考に残っていれば7月に電話が来るという噂がある。

 さらにこのミスの一次と賢いヒロイン中編コンテストの中間発表も7月にもう出る。


 7月……熱すぎるぜ!


 好調を維持して上半期を走りきった僕は、下半期に希望を託すのだった。

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