更新お疲れ様です。
あぁ……似てる。
葉隠雪乃も、そして多分残りの二人も。
この『社会』で己の人生に閉塞感を覚えていて。
打破するための唯一と言っていい手段である、「優秀者になること」を目指した。
彼女たちは春とよく似ている。
だからこそ「優秀者である」同輩を求めている幸奈を強く苛立たせ、失望させる。
春との違いは、幸奈と出逢った時点で中途半端ながら優秀だったこと。
故に一層幸奈の感情を逆撫でするし、優秀者を諦めた後も『社会』で生きている。
九章後段、幸奈と葉隠雪乃の散歩が一層怖くなる内容ですねぇ……
作者からの返信
いつもありがとうございます。
そうなんですよね。彼らは、ほんとうに似ていて……。
若いひとたちが優秀者を目指さざるをえない社会ですからねえ。
そうして、そのなかで、またこうやって振り落とされていくというわけでして……。
そこにつながるような内容になっていきます。いましばし、彼女たちの過去にどうぞおつきあいくださいませ。
この世界を表すとしたら『蠱毒』かな?
作者からの返信
ああ、なるほどまさしく……ご明察のうえでのお言葉だと感じます……!