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更新お疲れ様です。
人間であった頃の南美川幸奈を見るにつけて思うのは。
彼女にとって、人犬化とは最も効果的で残酷な罰であるなぁということですね。
彼女の好きなものであるネイルアートを施す手を奪い。
彼女が誇るアピールポイントである足を奪い。
彼女のアイデンティティたる相対的優秀性を発揮する前提たる人権を奪う。
それも、彼女が得意とする生物学より生まれた狂気の産物によって。
彼女の愛する身近な優秀者達から、それを望まれて。
そして既にこの時点で、幸奈の人間としての最期が予感されて……
あぁ辛い、けど読んでしまう。
彼女が名前に冠する『幸い』は、この苦難の先にしかありえないのだから。
作者からの返信
いつもありがとうございます。
そうなんですよね、彼女に対してならそうあるであろう、仕打ちで……。
彼女にとってはそれは、とても、いろんな意味を孕んでいたと思います。
おっしゃる通り、幸奈にとっては、まさしくその名の「幸い」を問いかけてゆくこととなるかと思います。
これからも、どうぞおつきあいくださいませ。
ああ、なるほど
ようやく気づきました
「御宅」、ハウスそしてファミリーと言うことですか…
深いですね
悲痛さを感じてしまうほどに…
オタクの語源としての「御宅」は、本来関係性がない距離の相手に呼びかけるための二人称であり、それぞれ自宅に大量のオタクグッズを所有している=それがアイデンティティとなっていることを前提とした呼びかけらしいですが…
ちゃぶ台は、財政的な意味で彼の身の丈に合った家具であると同時に、きっと原風景を再現するものなのでしょうね…
作者からの返信
そこまでお気づきいただいて大変に嬉しいです。
そう、だと思います。彼にとってはそのちゃぶ台が原風景で、彼の想いというのはそこに、こもっていくもの、なのかもしれません……。