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劣ったひとは、かわいそう」への応援コメント


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    おそらく、作者さんの設定している社会では、ダメな優等者(いわゆる点数だけ取れる頭でっかち)として、ありうる人物像の一つとして想定される人物像でしょう。もし、これを否とするなら、猫さんは、そのような教育プログラムを組むのが妥当でしたが…。ただし、それは劣等なものをもある程度の度量で尊重し、ヒトとして扱うという矛盾を孕んでいますので、非常に匙加減がいります。

    この当時の彼女の、真っ直ぐな思想、額面通りに受け止める価値観では、このような考え方になるのはしょうがないかもしれないですね。正してくれる方がいないとこうなるでしょう。ある意味、このシステムの被害者でもあるのかもしれないですね。当然加害者でもありますが。

    作者からの返信

    猫はそのへんがまっすぐすぎましたよね……たぶん、猫は、劣等者を人間未満だとみなすところからは、よくも悪くも、出られなかったのでしょう。そのせいで結果的に猫の理想がある意味歪められた世界になりつつあるんで、皮肉なものですが……。

    ほんとうに、おっしゃる通りだと思います。
    彼女は被害者であり、でもやっぱり、加害者である。
    そういうのをどう受け止めていいか――というところまでは、もしかしたら読者のみなさまの領分かもしれませんが、その材料というか展開は、これからもがんばって書けてゆけたらと思ってます。


  • 編集済

    あぁ……この地獄を描かれるのか。
    優秀であり、無垢で無邪気だった彼女。
    優秀な自らが基準である故に、劣等者を人間として扱えなかった。
    この『社会』が要求する「優秀者の使命」に違和感を感じてしまった。
    彼女自身の思想信条に、家庭の環境が合わさり生まれた怪物。
    誰が悪かったのか、なんて議論に意味は無いですね。
    確かに彼女は「『社会』不適合者」と化してしまっていた。
    相対的評価社会で劣等者の絶対数を減らすのは、己が尾を喰う蛇の如き愚行だ。

    ただ、彼女は上位数%という評価の相対性に守られた優秀者の筈。
    それがどうして、この『社会』でリーガルに人権を剥奪されるまで至るのか。
    彼女が犯した罪を、じっくり見据えたいと思います。

    作者からの返信

    そうなんです……ここに、またきます。

    彼女の罪を、なるべくまっすぐ、じっくり見据えるフェーズになると思います。
    最近の彼女は、被害者っぽくなっていたので……もちろんそれも、けっして間違いではないのですが。

    彼女がやってきたことを見ることによって、彼らのその後が、より本質的に見えるようになるようがんばって書いていきます。続きもどうぞよろしくお願いします。