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2019年5月2日 11:01
>ああ。こんな短期間で、もう。――祖母気取りか。>どれだけ、孤独なんだ。同情ならばできるけど、……あいにく、僕には孫役を演じる余裕も、ない。春くんの壊れっぷりが、改めて浮き彫りになりました。先の三人が南美川さんを購入した時に持って居た、いじめた南美川さんに自らも悲しくなる報復を考えた春くんの心の分身とすると。孫がヒューマンアニマルにされるのをなんとかしたい。無理なら自分の命のある限り、せめて安楽な犬生を過ごさせたいとするミサキさんは、南美川さんを人間に戻したい春くんの心の化身とも言えるでしょう。その愛情は、ダックスフントの仔を寒い外に連れ出すのを憚る位には温かい物だと思います。先の三人が春くんの仲間でもあったように、ミサキさんは間違いなく春くんの味方になれる人なのに。少なくとも愚痴を聞いて心の重荷を減らしてくれる人なのに。寒い日の出会いは、春くんの無意識内の問い掛けなのかもしれません。
作者からの返信
春はそのへんが狭いんですよね……ほんと狭い……。
>ああ。こんな短期間で、もう。――祖母気取りか。
>どれだけ、孤独なんだ。同情ならばできるけど、……あいにく、僕には孫役を演じる余裕も、ない。
春くんの壊れっぷりが、改めて浮き彫りになりました。
先の三人が南美川さんを購入した時に持って居た、いじめた南美川さんに自らも悲しくなる報復を考えた春くんの心の分身とすると。
孫がヒューマンアニマルにされるのをなんとかしたい。無理なら自分の命のある限り、せめて安楽な犬生を過ごさせたいとするミサキさんは、南美川さんを人間に戻したい春くんの心の化身とも言えるでしょう。
その愛情は、ダックスフントの仔を寒い外に連れ出すのを憚る位には温かい物だと思います。
先の三人が春くんの仲間でもあったように、ミサキさんは間違いなく春くんの味方になれる人なのに。少なくとも愚痴を聞いて心の重荷を減らしてくれる人なのに。
寒い日の出会いは、春くんの無意識内の問い掛けなのかもしれません。
作者からの返信
春はそのへんが狭いんですよね……ほんと狭い……。