幸奈同様に、真も海ちゃんと似ていた。
我儘で、人生が上手く行かない原因を他人に押し付けて。
それでも海ちゃんは、自分の人生に責任を持てるようになった。
そんな彼女の兄だからこそ、春の言葉は真に重く突き刺さる。
作中の春も言ってましたが、あとは真自身の問題。
彼女もまた、人間になれるといいですなぁ……
作者からの返信
今回は春の妹への目線が垣間見える回でしたね。春の兄回だったと自分では思っております。
作者が言うのもなんですが、春のすごいところは、優秀さにかかわらず相手に人間的な視線を向けられるところだと思います。優秀さがかなりのでかい基準となってるこの社会で……。
春にとっては海も真もおなじふうに見え、また海のほうが成長したぶん「お姉さん」に見えているのでしょう。
「妹みたいに」扱われた真の衝撃はでかかったでしょうね……。
じつは真がこのあとどうなるかもすでにわかってはいるのですが、いずれじっくり書いていきたいです。アゲイン本編では書ききれないかもしれないのですが……。
更新ありがとうございま~す!!
「早いところ自立した方がいいよ」
真にとってはクリティカルな一言だったのでしょうね。内心では分かっていた事でしょうし……。それを劣等者たる春から突き付けられた。
でも、そのお陰で真は変われるかもしれない! そう思いました。
一方で、化はどうしようもないなぁという印象が、一層強くなりました。
作者からの返信
こちらこそいつもありがとうございます!!
真もたぶんほんとうはわかっていたことでしょうね。
それを突きつけたのが、南美川家のだれかや狩理ではなく、劣等者とされている春だったところがなんとも……と、書きながら思っていました。
化は反省もなんもないぶんガチでタチが悪いですよね……。
春が、大人ですね…
元々いじめられっ子という立場からか、すごく周りの本質を見抜けている…
やっぱり主人公だなー、と、思ったり、
作者からの返信
春はある種の本質を見抜く目をもっていますね。そのぶん、欠けたところも大きいですが……。
この物語の主人公は来栖春以外にはありえない、と毎日思って書いております。この物語は、ほんとうに、彼が主人公の物語です。