エピローグ
それから。
彼らがどうなったのかを、簡単におはなしするとしよう。
ラインハルトたちが暮らしていた世界は燃え尽きてしまい、その後がどうなったかは定かでは無い。なぜならその世界へ移動する手段を失ってしまっているからだ。
アルシュについて。アルシュはそのまま別の世界に着陸し、エネルギーが無くなったのか元々そういうプログラムが組み込まれていたのか、後は動かなくなってしまった。
生憎その世界にも人間がいたが、言語は異なっていた。敵対することもあったが、一年もすれば彼らはあっという間にその種族と友好関係を築くことが出来るようになった。
そしてそれから三年後、ラインハルトとベッキーは結納の関係を結んだ。
それからさらに一年後、二人の間に子供が二人生まれた。名前はルーキーとハルタ。男の子と女の子でそれぞれ村の子供と親しんでいくことが出来た。
二人は、それで幸せだったとさ。
え? 神話に出てきたドラゴンはそれからどうしたのか、って?
――おぬしの目の前に立っておろうが。今はもう、炎を吐く力すら残ってはおらんがな。
終
Dragoon→Dragon Knights 巫夏希 @natsuki_miko
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