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第13話 そばに付喪神を」への応援コメント


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    この物語を読んでいて、アメリカのケーブルテレビStarzのテレビドラマ「American Gods」を思い出しました。(←ご興味あれば、ググってみて下さい)世界中の諸民族と共にアメリカに移住した神話の神々。現代社会で人間の中に混じって細々と生き続けて来た古き神々に、現代社会の象徴である新しい神々が挑戦を挑む……と言うお話しなんですが、日本ではまだ未公開なのかしら? 

    付喪神、確かに日本古来のものでしょうね。西欧だと物に憑くのは「人間の執着心」(『ホープダイヤモンド」が良い例)で忌むべきもの。新しいものがどんどん生まれる消費社会の現代では、彼ら古き神は生き難いでしょうね。日本古来の神話自体、あまり知らない世代が多くなった世の中で、ラノベで扱われる古き神々は元々の性質とは全く異なる姿で語られることが多いようですし……ちょっと悲しい気もします。

    コメント、長くてスミマセン。執筆、お疲れさまでした♡

    作者からの返信

    由海 様

     コメントありがとうございます。

     「American Gods」
     ググってみました。面白そうだなぁと思い調べましたが、アマゾンプライムでのみ視聴できるようです。私は視られる環境になくて残念で、TVもしくはDVD等で売られるのを待つ予定です。

     神というのは、人にとって恐れる対象であったり、人知の及ばない事象への願いの対象であるのだろうと、日本に限らずどこでもそういう存在なのだろうと思います。
     科学が進歩して自然への畏れが薄くなり、文化・文明も変わり民主制政体が増えたことで、権力の正統性を補強するための存在も不必要となりました。
     古き神はその役割を終えた、もしくは変えなければならない時代になったのだろうと私は考えています。

     そうは言っても、神を巡るストーリー、個性的なキャラクター、様々なギミック、これらは創作上で料理する対象としてとても魅力的です。
     ラノベやコミック、アニメやゲームでは名称のみしか活かされていない神が多いので残念ですが、神話の持つ個性の何かしらが利用されていれば良いのになと私も思います。

     私は、神でもアヤカシでも、その根本的な属性は変えずにアップデートして現代でも活かす道が好きなので、「半神」でもこの作品でも全くの別物のように扱うことはできませんでした。

     ですが、そろそろ現代社会ならではの神、それでいて魅力的な属性の神が誕生する神話が求められているのかもしれないと、執筆していて感じることもありました。
     古き神は、そのままでは現代社会では活かしづらいと感じる機会が何度かあったからです。現代社会で活き活きとした古き神を描くのは難しいし、読者にウケるものをと考えると更に難しいと思いました。

     私はその道を選べませんが、名前以外は、古き神とはまったく異なる属性の神が使われているのも仕方ないかもしれないとも思いました。

     上手に活かせる作家さんが出てきてくれると嬉しいし、参考にできるのになぁと、由海さんのコメントを読んでシミジミと思いましたです。

     

  • 自分が普段使っているものに付喪神がついていたら。想像すると楽しいですね。
    持ち物は大切に扱わないといけませんね。改めてそう思わされるお話でした。
    ちょっと変化した契と硯の関係も、ぐっときました。面白かったです!

    作者からの返信

    すずひめ 様

     コメントありがとうございます。

     面白かったと言っていただいてとても嬉しいです。

     海外の妖怪や化物には、モノに取り憑く種類はいないようで、付喪神は日本独特の人外のようです。モノへの思いというのは日本人特有の感覚ではないと思うのですが、とても面白く感じました。