少尉と軍曹 〜ザ・シュレディンガーズフォックス〜

作者 木船田ヒロマル

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★★★ Excellent!!!

「トリロバイタル・ライターズ」、俺ラノコン特別賞受賞作家木船田ヒロマル氏渾身のサイバーセキュリティ小説!
情報の海の治安は俺たちが守る!時に熱く、時に軽妙に。
権力闘争の陰謀が主人公たちの所属する備管別を巻き込む!罠にはめられた二人の運命は?
「あの人」の登場でいよいよ人間ドラマも厚みを増していく!


ヒロマルさんの魅力の一つは作風が作品ごとにガラッと変わることですね。もっともらしい(失礼!)電子戦の描写とか、背後に渦巻く陰謀とか、結構スリリングな展開で読ませます。ミステリーを得意とする作者らしい一面もありますが、やはりヒロマルさんの真骨頂は人間描写でしょう。任務の重大さを認識しつつもただの堅物ではない少尉と、一見オチャラケたように振る舞ってはいても任務に忠実で人間臭い軍曹。こんな上司と同僚いたら最高じゃ?と思わせる二人の掛け合いが最高です。
「あの人」登場でさらに人間描写が厚みを増していくこと間違いなし。
読んで損なし!

★★★ Excellent!!!

ネット回線を圧迫するSNS上の創作イベントを監視する、だなんて、とても物語になりそうもない男二人が座って仕事のかたわらに駄弁っているだけの小説――なんかじゃ、ないんですよ!!

溢れかえる創作データは、ネット回線を襲う怒濤の災害!
それに立ち向かうは機材も人員も制限されたたった二人の英雄!
座っているだけ? バカ! 座ったままで戦争が起こせるのがサイバー時代なんですよ!
燃えるPC(物理的に)! 襲い来るクラックデータ! その全てを力ずくで捩じ伏せる軍曹! 華麗に殲滅する少尉!
しかも時には銃撃戦だ、カーチェイスだ、陰謀だ、色仕掛けだ!
戦争と戦闘と戦略が火花を散らし、読者の心を燃え上がらせる!
ウソだと思うなら読んでみて! 全て真実だから!