応援コメント

余談 娼婦と奴隷、どっちが偉い?」への応援コメント

  • 「奴隷」と一口に言っても、色々なパターンがあり得るのではないでしょうか。

    実際の中~近世ヨーロッパには奴隷というものが(ほとんど)存在しませんでしたが、イスラム圏では性愛用の奴隷も存在しましたし、その奴隷が産んだ子を跡継ぎに据え、母親も解放身分にする、なんていう事例も無数にあります。
    そもそも、イスラム教には奴隷を解放してやることイコール功徳を積むこと、という考え方がありましたしね。
    (このあたり、イスラム流の奴隷観は異世界小説と親和性が高いと常々思っています)

    アイユーブ朝のシャジャル・アッ=ドゥッルなどは、奴隷身分からスルタンの子を産んで正式なスルタン妃となり、夫の死後は自身がスルタンに推戴までされています。

    なので、奴隷イコール完全にモノ扱いでまともな感情もない、というのは、作中設定次第でもちろんあり得るものの、全部が全部そうだとは限らないでしょう。

    作者からの返信

    >実際の中~近世ヨーロッパには奴隷というものが(ほとんど)存在しませんでしたが
    これは人権意識とかではなく単純にヨーロッパが「貧しい」からですね