5分で読書
久しぶりの更新です。
「5分で読書」短編小説コンテスト用に短編を書きましたー、っていう話です。
コンテスト用に書いた作品のタイトルは「奇跡のカレーと不思議なブタ」です。三つの中から選んだテーマは「最後はかならず私が勝つ(どんでん返し)」です。6000字の短編なので暇なときに、ぜひ読んでほしいです。
何かしらのコンテストに参加するのは二度目です。
一度目は第5回カクヨムコン短編賞。
あのときは読者選考通過を目標にしていて、前年に見たお祭りみたいな盛り上がりの内に加わりたいな、みたいな気持ちで参加しました。
今回のコンテストは、書籍化する作品の中に入りたいなと思っての参加です。書くにつれて野望が強くなってきました。
学校の朝読に読んでもらいたいもの、というテーマだったので、自分が中学生くらいに読んで面白かったなと思っていた要素をぶちこんでみました。
自身の趣味趣向を投入して、今の中高生の感覚に合致するかは微妙ですけど、公開してからいろんな方に読んでもらって、想像の何倍も嬉しい反応、手応えだったので気分も上々です!
何回も書き直した甲斐があった! ほんと良かった!
何百個の作品のうちから、片手くらいで数えられるほどだけの作品が選ばれる、と考えると改めて途方もなさを感じます。
自分が面白いと思ったものが出来ても、それが誰にどう響くかわからないし、文芸の正解の無さはすごい。ここ最近ずっとそれを感じます。日々いろんな作家のいろんなスタンスを目撃して、カルチャーショックを受けるんです。
あっちのジャンルを見てもこっちのジャンル見ても、川の対岸の文化というか、面白さのベクトルがぜんっぜん違う。自主企画とか分かりやすいですよね、ふたつみっつ見るだけで、まったく違う思考で動いてるように感じてます。
最近は、どういうものが面白いと思ってもらえる作品なのか、評価してもらえる作品なのか、測りかねて悩ましい気分がずっと続いています。
今回作った小説はドカドカといろんな展開が起こる、読むピタゴラ装置みたいなものを目指しました。
それこそ朝読で、変なことが起きてるなーって読んで、読み終わったらパッと目が覚めるような読み味というか。そうなってくれれば嬉しいです。
その反面、美しい文章やアイデアの新規性がないだろうし、テーマの深い掘り下げもない。いまの世の中、いまの学生の日常を反映させる感じもないんです。
なので画面の向こう側ではあれを読んで、軽い調子で芝居がかっていて、空虚な雰囲気を感じる人もいるだろうなとありありと想像できます。
それこそ、もし自分が高校生のころに、あれを読み終えたら「だから何なのさ」とか言いそうです。その頃は社会派で重厚そうな本、現実と地続きなような本にこそ価値があっていいものだ、みたいに思ってたから。
あと、どんでん返しの部分の衝撃が弱いから心配です。形勢や状況がぐるぐる変わるから、どんでん返しの要素は満たしてると思うけれど。あー、どうなんだろ。
どんどん不安になるな。
まぁ、いいや!
久しぶりに書いたし、とりとめもない感じになりました(いつもかもしれない)。
最終選考発表いつだっけ、あとで調べる。やるからには通りたい。最後にかならず私が勝つ!
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