今晩は。初めまして。洋風のファンタジーは十年ほど書かないままですが、中々に興味深いので気に入った点と気になる点を幾つか挙げようかなと思います。
気に入った点
・情景描写、背景世界の説明、台詞の均衡が優れており読みやすい
・ランタンを帆にする船というのは実に詩的で、なおかつ世界観の説明に一役買っている
・澁気なる状況は物語を進める重要な仕掛けであり、冒頭から出てくることで読者を引き込む
気になる点
・唐突に魔女の昔話が入り物語が断線している。
・地上に降りられないなら衣食住がどう賄われるのか最低限の説明が必要
主人公のモチベーションにつきましては先達が大変丁寧にご高見を述べていられるので、私から蛇足する必要はないでしょう。敢えて上げるなら主人公と魔女になんらかのかかわりを『直接』持たせる(または、『直接』かかわりを持つ人間とかかわらせる)のが王道かと。
以上です。ご参考になれば幸いです。
作者からの返信
こんばんは、はじめまして!
本当に参考になります。世界観の方向性は間違ってない、という自信が沸きます。
詩的な世界観は、これからも大切にしていきたいです。
気になった点については、丁寧に考えないといけないな、と僕も思いました。
物語の断線は、まだまだ断片的な設定集のような感じなので、これから洗練させようと思います。
衣食住の方は、基本的に地上の資源が手に入りにくいので(特に食は困ります)、人々は工夫を強いられていると思われます。特殊な生活を、手触りのある描写ができたらなと思いました。
ちょうど主人公と魔女のボーイ・ミーツ・ガールを考えていたので、王道をまっしぐらで行きます。
引き続き製作の経過を、投稿しようと思っているので、ぜひまた立ち寄ってみてください、ありがとうございました!
こんばんはー!
何気なく読んでたのですが、独特の世界観で良いですねぇ…。ちょっと薄暗い感じとか、好みだなぁ…と。
設定は説明できても物語にならない、とのことでしたが…これだけでも物語になってる気がします。昔話っぽい感じかなぁと。
私だったら、このまま「悪い魔女」の復活を止めるために「良い魔女」を探すとか。世界に満ち満ちた澁気をどうにかするために(このまま放っておくと澁気が世界を壊してしまうので)、主人公が動く、とかするかなぁ…と。
つまるところ、現状の世界に問題があって、それを主人公は解決したい!って思う、ていうのが、物語の始まりなのかもですね(解決方法は作品それぞれなので、そこで個性が出てくるのかも
作者からの返信
世界観、独特ですか。ありがとうございます。コムローイというタイのお祭り、幻想的なあの風景を大規模な形にしたいと考えてみました。
「悪い魔女の復活」「良い魔女を探す」「世界に満ちた澁気をなんとかする」
後半からの文章は、前半の普通の人々の中で語られる、神話的な雰囲気で書いていたつもりでした。
なので“主人公が世界を救う”というところまで壮大なストーリーなんて全く想像してませんでした。
もし、そういう一般の人が、世界を救うほどの大事件、神話に関わるほどの大事件を解決する。
ファンタジーらしい大きい物語でかなり良いです!
主人公が現状の世界に対する問題意識、というのは必要な要素ですね。メモりました。
ありがとうございます!
私も万年、モチベーション低下に悩まされつつ、ファンタジー設定の物語をふたつほど頭に思い描いています(書くのも完成するのも当分先の話ですが)
さて。物語を動かすのは主人公です。主人公を動かす動機になるものは『切実な願い』です。しかしその願いは簡単に叶えられない理由があり、『苦悩』します。ところが、ある事件がきっかけで、主人公はその願いを叶える方法を見つけます。しかしそれには大きな代償をともなうことになり、主人公は『葛藤』します。
物語というのはだいたい↑のように展開されるものだろうと私は思います。さらに付け加えるなら、上記の三つを世界設定と上手くかみ合わせることが出来れば、かなり質の高い作品になるのではないでしょうか。
すごく独特で斬新な設定なので、頑張って続きを書いて頂ければと思います(*´ω`*)
私も頑張りますので(´∇`)ノシ
作者からの返信
ありがとうございます!
物語は主人公の『切実な願い』『苦悩』『葛藤』を押さえることが大事。ピンポイントで分かりやすくて、とても嬉しいです。
できれば世界設定に合わせたいです。
『漂って留まれない、落ちたら終わり、地上に降りれない』といったところが世界全体の設定のキモなので、生かせられるか考えてみます。
斬新な設定なんて、とても舞い上がります。もっと書いてみます!
独特の幻想的な世界観がとても素敵ですね!(*´▽`*)
ただ、マスケッター様が書かれているように、この世界で人々がどう暮らしているのか、ファンタジーであっても、生活感のリアルさえを物語の中でこまごまと描かれていったら、もっと素敵になると思います。
昔話も、唐突に場面が変わるよりも、効果的な場面で、物語がつながっていくように出せたら素敵かな、と思います。
前半部分を読んでいて、ふと感じたのは、せっかく空飛ぶ船にいるので、「風」についての描写が欲しいな、と感じました。
風は強いのか、弱いのか、肌寒いくらいなのか、身を切るように冷たいのか。どんな音で過ぎ去っていくのか。
視覚以外の描写を入れることで、シーンがもっと立体的になると思います(*´▽`*)
作者からの返信
アドバイスありがとうございます!
幻想的な世界に、リアリティのある生活を組み込むのが、今の課題です。特殊な設定ですが、その中であり得そうな雰囲気を作っていきたいです。
風の描写、他の方も指摘していただいていて、自分は五感の表現が弱いんだなぁと考えるようになりました。他の作品も含めての課題ですね。
頑張ります!