逆に力入っちゃって何も書けない。止まったまま時間がただ経過する。

 久し振りにエッセイを再開させる。ということで何を書こうか考えたのですが、なぜか逆に力が入っちゃって何も書けない、ひつじです。


 勝手に「満を持して」感に飲まれ、プレッシャーに潰されそうになっています。


 なので、とりあえず宣伝くらいから始めます。宣伝くらいなら、楽です。「読んでくれぇ!」と大声を出すだけで良いですから、気持ちが楽です。


 最近、新しい小説を書きました。

「ウルティマ・トゥーレの大河」

 という、短編小説です。


 書く上で、三つのルールを作りました。

 そのうちの二つがこれです。


〈一〉

 五千文字未満にすること。

〈二〉

 四半世紀、二十五年以上の時間経過を描く。



 三つのルールのうち、〈一〉と〈二〉は、ある同じ意図から作られたものです。


「時間を目一杯に圧縮して物語を描けたら、目新しく見えて、面白いかもしれない」

 という意図です。

 短編小説だと、ほんの一場面の話の方が多いので、逆に行こう! という意図です。


 なのでこの短編では、五千字のなかに、九歳から四十二歳までのエピソードを並べてみる方法をとりました。

 正直に言えば、あまり上手に出来た気がしません。年表を並べるような方法しか思いつきませんでした。

 これは宿題ですね。改善点を皆さんに聞いて回りたいくらいです。


 小説は、ある一定の期間の時間経過を描いていく訳ですけど、その時間経過のコントロールができたら、とても表現の武器になると思います。


 種類があるようです。〈説明〉〈描写〉〈場面〉というふうに分けられるとか。


 〈説明〉によって、少ない叙述で長い時間や大きな出来事を語る。

 〈描写〉によって、多くの叙述でスローモーションやストップモーションを表現する。

 〈場面〉は、上記の二つの間で、物語の進行と文章の進行が一緒するもの、たとえば会話の場面とか。


 それを意図的に使い分けて、緩急をつけられると小説に勢いがついて、いいですね。

 一気に描写が増えて、スローモーションになる表現とか僕は好きです。

「絶対こんな一瞬に独白できないよね、こんな逡巡できないよね、……でも良いよね」

 って思ってます。

 小説にしか出来ないことです。



 最後に三つ目のルール。

〈三〉

「カタカナ・ノコトバの熟語」的なタイトルにすること。


 これは海堂尊さんの小説のタイトル、

「チーム・バチスタの栄光」

「ジェネラル・ルージュの凱旋」

「イノセント・ゲリラの祝祭」


 このように、

「カタカナ・ノコトバの熟語」

 みたいなタイトルに憧れているから作ったルールです。


 どれもこれもかっこよくないですか?!


 なので、

「ウルティマ・トゥーレの大河」

 というタイトルになりました。

 何も本編の内容を説明していないという、Web小説では悪手っぽい弊害もありますが、かなりのお気に入りです。


 ラテン語使ってるんですよ。自分のページを見ると、こいつだけ変なオーラ放ってませんか。なんか字力が強いと言うか、何者か掴めないミステリアスな雰囲気というか。


 自惚れですかね。はい、自惚れでしたね。それじゃあ見苦しいので、このへんで終わりにします。


 という訳で、「ウルティマ・トゥーレの大河」

 ぜひぜひ読んで下さい!

 できれば、アドバイスも下さい!

 そんな感じで再始動、一発目、ここで終わります!



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