何でも引き取るわけではない

 私が修理して乗ったり売ったりするミニバイクは基本的にプレミア価値が無い車体ばかりです。我が家へ来た時点で動かないのが基本、そもそも動く原付スクーターなりオートバイが我が家に来るはずが有りません。そもそも動くなら手放さないでしょ? そんなもんです。


 じゃあもらえるなら何でも貰うかと言われるとそうでもなく、喜んで引き取る事があればお断りする事も在ります。


 特に喜んで引き取るのはスーパーカブやモンキー・ゴリラ・ダックスなどの『4mini』と呼ばれるミニバイクです。これは非常にディープな世界、最近はプレミア価値が出始めて前ほど気軽に遊べなくなってしまいました。


 続いて比較的喜んで引き取るのはホンダ製のスクーターです。スーパーカブを主に扱っている私の場合、メーカーが同じだからか触りやすいんです。特に排気ガス規制前の九十年代前半から中盤にかけての車種は構造がシンプルなことも在って整備しやすいですね。部品入手がそれほど難しくないのも大きいですね、まだまだ部品が出るのと車体にプレミア価値がそれほどないので安く直せてそれなりのお値段で売却できます。


 今回直したレッツ2は排気ガス規制前の2ストエンジン搭載車、部品が無いとか大きく壊れた個所もほぼ無りませんでした。少し古めのなんて事の無い原付スクーターです。このスクーターは私が得意とするホンダ製ではなくてスズキ製、ただし排気ガス規制前か排気ガス規制が緩かった頃のスクーターだったので引き取りました。喜んで引き取るってより軽い整備で直りそうだったので貰った感じですね。


 ま、ホンダ以外でも国内メーカーなら大概引き取りますけどね。ただし国内メーカー製でも引き取りに難色を示す車体も在ります。


 で、引き取りに難色を示すのが『古すぎて部品が手配できない』『スポーツグレード』『海外製』『電子燃料噴射装置搭載車』『125㏄以上の自動二輪車』です。他にもあるけど思い浮かぶのはこのあたりかな。


 部品が入手できなければ修理できませんからね。海外製のバイクは触り慣れていないし、電子燃料噴射装置搭載車は故障個所のトラブルシューテイングが面倒そうなのと修理部品が高価みたいだから。我が家の物置に収まりきらない大きいオートバイは庭先に置きます。泥棒とか来たら面倒だし物騒なのでお断りします。


 引き取らない理由に『スポーツグレード』を挙げましたが、ちょっと長くなったので一旦ここまでにします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る