タダで貰ったスズキレッツ2の整備
触り慣れないやつが来た
我が家にある五台のミニバイクたちは全部ホンダ製です。そもそも我が家にホンダのオートバイが集まるのはスーパーカブが欲しかったからからなんです。いや、スーパーカブってよりクラッチレバーが無いけどギヤチェンジ出来るバイクが欲しかったからなんですけどね。
周りから見ればスーパーカブだろうがジャイロだろうが『小っこいバイク』に変わりないわけで、そんな私の元には自然と小さなオートバイが集まるのでした。
かなり昔の話ですが、私は整備士時代にトヨタ系列のディーラーで働いていました。基本的にトヨタのディーラーですから整備するのはトヨタ車が中心でした。ところがですね、他社の車を整備することも在ったんです。あまり販売力の無い営業さんが契約成立まで持って行けずに「じゃあ車検だけでも……」と営業に伺ったお宅とご縁を作るために車検だけでもと取ってきてたんですね。
新興住宅地に引っ越してきた家に飛び込み営業に行って他社の車の車検を取って来る。これはかなり下手な営業さんです。だってディーラーの営業なんて新車を売ってナンボな仕事ですもの。正直な話、整備側からすれば迷惑極まりない営業さんでした。結局ダメだったんでしょうねぇ、私が辞めてからその営業さんは退職されてしまったそうです。
まぁそれはさておき、普段触っているものと違うものが来れば少し戸惑ったり手間取ったりするのです。ここから数回は『触り慣れないやつ』の話になります。
今回の修理対象はホンダじゃなくてスズキ、ビジネスバイクじゃなくてスクーターです。触り慣れた空冷単気筒四ストロークエンジンではなくて二ストロークエンジン搭載車。車名は『レッツ2』です。
正直言って全然知らない原付です。手元にサービスマニュアルもパーツリストも無い状態から始まる修理ライフ。今回私を待ち受けているのは果たして何か?
次回はスズキレッツ2を手に入れた経緯を書きたいと思います。
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