新品を使うと楽

 今回組み立ているエンジンは新品部品を多く使っています。


 普段でも消耗品(ガスケット・パッキンなど)は新品を使うのですが、基本的にエンジンの構成パーツは清掃・点検をしてから再使用していました。今回はトランスミッションこそカブ五〇カスタムの中古部品を使いますが、ダメになっていたクランクシャフトはクローズメイクさんの強化クランクを使いました。ピストンとシリンダーはSP武川のボアアップキット、シリンダーヘッドはマニアックモーターサイクルさんのバルブと放熱フィンが大きなものを使っています。


 新品だと清掃無しで組めるのが良いですね。スラッジまみれになった部品を灯油で洗ってチェックして修正が必要か否か、測定して再使用可能か否かを判断しなくて良いんですもの。


 ただ、新品だけに初期馴染みを考えて軽く面取りしたりピストンリングの合口測定とか新品部品が故にする作業も在りますけどね。


 年が明けても寒さが続き、気が付けば二月。そろそろ続きをしなければと思ったらサクサク作業が進んで一気に組みあがってしまいました。そもそもスーパーカブのエンジンなんて部品と工具が揃っていれば一日あれば組めちゃうんです。


 それを分解しながら「どうしようかな?」なんて言いながら使う部品を選び、普通なら組み合さない組み合わせで組むから時間ばかりがかかるのです。最初から全部の部品をメーカーへ発注して新品部品で新造すればここまで時間はかかりません。


 じゃあ何で新品部品だけで組まないかって? 金が無いからです(笑)

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