1機目・HA02 訳あり

さて、ホンダスーパーカブをマニュアルクラッチに改造する例は数多くあれど

ホンダモンキーやゴリラを遠心クラッチに改造するのって珍しいでしょ?


意のままに操るなら手動クラッチでしょう。でもそんな事より安楽さを求める私みたいな人もいるんです。滅多に居ませんけど。


基本的に同じエンジンなのでモンキーやゴリラのエンジンをスーパーカブの物に積み換えればクラッチレバー無しになるわけです。


カブをクラッチ付きにするのはクラッチレバーの設置が大変みたいですが、モンキー・ゴリラを遠心クラッチにするのはエンジンをカブの物に積み替えてレバーとワイヤーを撤去すればOK。ノーマルと同じ排気量の50同士ならキャブレターの変更もマフラーの交換も必要無し。簡単に出来ます。


私の場合、中古フレームにコツコツ集めた部品を付けて組んでいたので車体は当然エンジンレス。好きなエンジンを積めばよかったのでカブのエンジンを買いました。


幸い、普通自動二輪免許は持っていたのでボアアップする手間が要らず、各部が強化されたカブ90のエンジンを買いました。その頃はまだ安かったんです。訳あり品で2万円くらいだったかな?今だと1.8倍くらい?


そこにケイヒンのPC20キャブレターとデイトナかどこかの純正と似た形で静かなステンレスマフラーを付けて乗り始めました。そちらに関しては後ほど。


訳ありの理由はクランクケースにステップを留めるボルトが折れこんだ事。

何とか復旧して走らせてみれば普通に動く当たりエンジンでした。


初めて作ったバイクでしばらくは楽しく走っていました。ところがだんだんと不満が出て来ました。エンジンのパワーは問題無いのですが、ギヤが不満。


だらだらと続く登り坂、3速で走っていると失速する。かと言って2速へシフトダウンするとエンジンが回り過ぎる。街中では3速で走るわけですが、もっさりとした走り。1速で発進すると、すぐ吹け切ってギヤチェンジが忙しい。2速発進は…クラッチが心配。


「もうちょっとエンジンに優しくしたいなぁ、ゆったり走りたいなぁ」

そんな事を考えながら病院やハローワークへ通ったものです。今も通ってるけど。


何とかしたいと思いつつ、普段の足として使っているバイクなのでエンジンを降ろせば乗れなくなってしまう。さてどうしたものか?


そこで私は別のエンジンを買って、そちらを整備・改良してから載せようと思いつきました。


1号機 最初はゴリラに積みました。その後、4速化してカブに搭載 待機中

ヤフオクで購入 2万円くらい?


HA02 85㏄ 遠心クラッチ3速 ギヤ比 1速2.833・2速1.647・3速1.045 


クランクケースに折れ込んだボルト撤去

ステップ取付け穴ネジ山修正

ゴリラ純正フロントフェンダーに当たらない様にヘッドカバー加工

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