主人公とお話の造りがおもしろいというか、興味深かったです。
あれをつけると、初めて実体を持つ事や、あれを変えると今までの事を忘れてしまい、同時に別人の記憶を引き継ぎ、しかも、その事に本人が気づかない。そして、あれが剥がれかけた時に、本来の自分がほんの少し顔をのぞかせ、紹介文に戻ってくる。
このループ感を含めて、造りの凝った実にニクいお話だと思いました。