なろう系的快感×ドラマのような切なさ

主人公が例のごとく最強ではあるが、その力には代償があり、なんと「記憶」。
生活を送る上で出会った人々との繋がりが無慈悲にも絶たれ、主人公は覚えているのに相手は忘れるという状態になってしまいます。
無双×悲劇という新しいジャンルが読み手の共感をくすぐらせてきて引き込まれます。
主人公と出会い忘れたくないと激しく願った仲間たちが繋がりを深めようとする姿や主人公がだんだんと己の力の代償と向き合っていく姿がとてもひたむきで友人とのつながりの大切さを再確認できる物語だと思いました。

…なろう系で道徳を学べるなんて思ってなかったな…( 'ω')