4話:1
目が覚め、時計を見るとまだ朝の6時だった。
緊張したのか、楽しみなのかわからないが普段休日は9時くらいまで寝ているのに
今日は早く起きてしまった。10時に清水さんの家に行けばいいのだから
いつも通り9時に起きても間に合うけど、まぁ早く起きても時間通りに行けば
いいのだから、関係ないか。
僕の家の休日は、平日とは違って、お母さんはお昼くらいまで寝てるし
朝ごはんと昼ごはんは、自分で作るかどこか食べに行くかと暗黙のルールがある。
夕飯は、ちゃんとお母さんが作ってくれる。
さて、今日の朝食は何を食べようか。
今は6時だから、近くのレストランのモーニングでも食べに行くことにした。
レストランに着くとやはり6時というのもあってか、あまり人がいない。
メニューを見ると、期間限定のフレンチトーストが一番気になる。
よし、今日はフレンチトーストにしよう。
注文し終わり、フレンチトーストが来るまでは時間があるから、
この読心術の使い道を考えよう。可能なことは、
金儲けか、ただ相手の心を読むことしか無いと思う。
お金は大事だけど、今は特に必要な訳ではない。
こう考えると楽しいことはあまりないな。
人の心を読むだけでいいか。今度長期休みの時にでも
お金儲けはしよう。
と、考えているとフレンチトーストが来た。見た感じすごくおいしそうだ、
そして、食べ終わり思った。これはおいしい。
時計を確認すると7時だ。どうしようまだ時間がたくさんある。
家に帰る途中。また奇妙な男とすれ違った。
なぜ、僕の家の近くには奇妙な人や怪しい人がいるのだろうか。
【暇だ。暇だ。することがない。あー。暇だ。】
あ、心を読んでわかったけど、この人は暇すぎて
奇妙なだけなんだと。
飲み物が飲みたくてコンビニに行くことにした。
いつも通り、リンゴジュースを持ってレジで会計をすると、
「ただいまくじ引きをやっていまして、
こちらの画面から当たりだと思うのを1つタッチしてください」
5個のくじがある。
【一番右】
お、当たりが分かった。一番右だ。
僕は迷わず一番右を選んだ。
「当たりです、景品の50%引きのクーポンです。」
「~ありがとうございました~」
このくじを何回も引けばお得だな~。と考えていたら家に着いた。
「ただいまー」もちろんお母さんはまだ寝てる。
自分の部屋に戻り、時計をみると7時30分だ。買ったジュースを飲みながら
DVDを見ることにした。
見終わって、時計を見ると9時だった、9時30分には家を出よう。
人の心が読める僕。 こってぃー @applekosa2004
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