第8話 変わる流れ

「えっ、なんで....」

そこには高くそびえ立つ電波塔、沢山の自動車が交差する大道路。

まさにアカネがいるべき場所、2023年の東京。

そう、ここはあの博覧会の当日の朝だったのだ。

それにいち早く気付いたアカネは当時の研究施設へと向かった。

今の状況を知り博覧会へ急いで向かう。

「ハァッ...ハァッ...」

走るアカネを見かけたタイムマシンの生みの親「オダカ」は大きな声を出して足を止めた。

「おぉーい、アカネや!こっちじゃ!」

どうやら当時のアカネと今のアカネを間違えているようだ。

「博士っ!タイムマシンは?」

焦るアカネを落ち着かせ、今から博覧会へ行くことを話した。

それから2人は博覧会へ向かった。



博覧会が開催されると、は早速オダカはスピーチを始めた。

「ついに完成しました!タイムマシンを作り上げましたよ!!」

やはり言動は以前と変わらない、つまり全く同じ跡を辿るという事になる。

アカネは自らタイムマシンへ乗り込むとスイッチを着けた。

「設定は2150年のここ、東京ね!」

その言葉にアカネは大きく首を縦に振った。


.....



       -2150年-


「戻ってきた!みんなどうしてるかな?? 」

だが少しだけ未来が変わっていたのだろうか、着いたことろが東京の町中だった。

少し疑問になるも歩き出したアカネは驚いた。

道の前を歩くのはハルだった。

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ガール・オブリビオン 暴虐のカズ @Renaissance

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