第39話 エピローグ

 妖精さんが見える女の子は、妖精さんを愛しむ事が出来る子でした。

 妖精さんは、女の子を助けました。

 

 でも、なぜ妖精さんはその女の子を選んだのでしょう。

 虹色に光る魂を持っていたから?

 たぶん、それはきっかけでしかなかったんです。


 妖精さんの力があれば、努力もせずに便利で豊かな生活が送れたかもしれません。

 人知を超えた力で、世界を手中に収める事すら、夢では無かったかもしれません。

 でも女の子は、妖精さんに頼るだけではありませんでした。

 ちゃんと自分の力で壁に向き合い、努力を重ねる事が出来ました。

 だから、女の子は妖精さんに信頼されたのかもしれません。


 その後の女の子が、夢である幸せな結婚を遂げる事が出来たのか。

 それは、希望溢れる未来のお話です。

 

 女の子と妖精さんの暮らしは、寄り添い合う様に幸せな生活になる事でしょう。

 時として、人生には困難が訪れます。

 その壁も、女の子は明るく乗り越えてくれるでしょう。

 きっと明るい未来を掴んでくれると思います。


 耳を澄ませてみてください。

 目を凝らしてみてください。

 心を穏やかにしてみてください。


 とかく世間は騒がしいものです。

 世間にはつらい事が溢れているものです。

 だけど、もしかしたら寄り添ってくれる妖精さんが、あなたの傍に居るかもしれません。

 

 あなたに幸あれ。 

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妖精さん達と暮らそう 東郷 珠 @tama69

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