モバイルPCから発生したモバイルバッテリー沼に落ちた話
確か初めてモバイルバッテリーを買ったのは数年前で、容量は20000mAhで出力15wぐらいの大型モバイルバッテリーで、スマホなら複数回充電出来るような大容量だったから海外旅行なんかでも重宝したのだけど、いかんせん重すぎたんですよね。
重量が400g近いと普段使いするために常時持ち歩く気にはなれなくて、すぐにお蔵入りしてしまった感じ。
そもそもスマホを充電するぐらいなら20000なんて容量、普段は必要ないわけで、それならもう半分ぐらいでいいかと思ったのと、丁度その頃に外出用にタブレットを買っていたのでその充電が可能な高出力なモバイルバッテリーが欲しくなった関係で10000mAh出力25wのモバイルバッテリーを買ってきた。
これで重量も半分の200gぐらいになり、全然持ち歩いても違和感がなくなったんですけど。実際に持ち比べてみて思うけど、400gと200gでは重量感がまったく違うんですよね。個人的には日常的に持ち歩けるモバイルバッテリーのラインが200から400gの間のどこかにあるんじゃないかと思ってる。
で、10000mAhのモバイルバッテリーを使っていて思ったのが「10000mAhでも普段は使い切れんぞ!」という話なんですよ。
1日中スマホを使い続けて充電しても10000あればまずバッテリーを使い切らないんです。
なんかもう10000とか持ってる必要性を感じなくなるぐらい。
じゃあもう5000mAhでいいじゃん! ってな話になって、ついでに充電器も合体してるヤツならもっと軽量化出来るし! ってなって一体型を買って、もっと軽量化を達成したのが半年前の話。
なので普段は5000で運用し、遠出とかタブレットを使う時は10000、みたいな使い分けになっていた。
でもタブレットに給電しようとすると10000じゃ少し足りない。
けど、買い替える程の問題でもない。
そんな感じでずっと来てたんだけど。
ところが状況が変わったのが『モバイルPC』を買ってからなのだ。
それまでそこまで気にしてなかったのだけど、電子機器に電気を入力するには機器によって最低限必要なワット数が決まっていて、それ以下だと充電出来ないんです。
普通のAndroidで最低5wで、うちのタブレットが最低20wで、新しく買ったモバイルPCが最低45wだった。
つまり買ったモバイルPCを充電するには最低でも45wの出力が出せるモバイルバッテリーと充電器が必要になったわけです。
でも、それまで使っていた充電器の最大出力が40wで、モバイルバッテリーは25wだったので、まったく出力が足りず。
しかもバッテリー容量が、スマホが5000mAhに対してタブレットが8000ぐらいで、モバイルPCが16000ぐらいだったので容量も足りなくなっていた。
つまり本気でモバイルPCを外で運用するなら最低容量20000mAhぐらいで最低45w出力のモバイルバッテリーが必要っていう感じになったんです。
というわけで新しいモバイルバッテリーを探してたんだけど、やっぱ高出力大容量のモバイルバッテリーって高いし重いのよ……。
欲しい条件全部満たしてたちょっといいなと思ったのが重量1kgとかで、もう文字通り桁が変わっちゃってる感じだったんですよね。
やっぱり価格はともかく重さは持ち続けている限りずっと影響するので妥協しにくい。
1kgの物体をバッグに常時入れてるってちょっとした狂気でしょ? そりゃもう「流石に?」ってな感じだし。
僕が最初にモバイルバッテリーを買った数年前と今じゃモバイルバッテリーもかなり進化していて、軽くてコンパクトになってきているけど、それでも容量10000mAhと20000mAhオーバーの間には使い勝手において大きな差と壁があると、ようやく最近ちょっと気付いてきたんですよね。
具体的な話をすると、今では人々の生活の必需品になったスマホを充電するためにモバイルバッテリーと充電器を持ち歩く人は珍しくないと思うけど、僕が買ったようなモバイルPCとかノートPCとかを仕事とかでバッグに入れて持ち歩く人ですら、それ用のモバイルバッテリーまで持ち歩く人って少ないと感じるんですよね。
モバイルPCって本体にそこそこ大きめなバッテリー積んでいて、尚且つ一般的には電源を確保出来ないような場所でそんな長時間PCで作業することはないから、モバイルバッテリーなんて別になくてもいいじゃん! みたいなね?
なんか、5000~10000ぐらいのモバイルバッテリーをとりあえずバッグに入れてる人ってそこそこいるイメージだけど、それ以上の大きさのモバイルバッテリーを持ち歩いてる人ってほぼいないイメージ。
実際、ガジェット系ユーチューバーのモバイルバッテリー紹介動画を見てると「大きいモバイルバッテリーは普段使いには向いてないので、普段はこっちの小型のを使って――」みたいな話をよく見る。ガジェット好きの彼らでそれなら一般人はもっとそんな高価格で携帯しにくいモノは敬遠するわな、と思うところ。
大きなモバイルバッテリーを常時持ち歩いてる人の意見を探してみると「外出時に災害に巻き込まれて困った経験から常に大きいのを持ち歩くようになった」とか書かれてあって、そういう理由がなければ10000~20000mAhの間にある壁は打ち破れないのでは? と思ったり。
――で、なんやかんやあって上記の1kgもする超大容量モバイルバッテリーを買ったんですよね。
勿論、持ち歩く『モバイル』用ではないんだけど。
ちょっと家の環境的にモバイルPCを充電出来る45w~65wを新たに作業机の前まで引っ張って来るのが難しく、26w前後しか取れなかったので、一端大容量モバイルバッテリーを噛ませ、パススルー充電をプラスして45wオーバーに変換してモバイルPCに流すという荒業をするために買ったんだけど。1kgのモバイルバッテリーを買ってみるとやっぱ重いんですよね。
いや、だって1kgだし。
持ってみたらやっぱりずっしり重たすぎて、これをバッグに入れて持ち出すなんて現実的ではないってのを実感した感じ。
なので間を取って12000mAhの高出力モバイルバッテリーを若干妥協して買ったわけだけど、ちょっと納得いくスペックのモノがないのが今なんです。
どうも10000mAh以上のモバイルバッテリーを持ち歩くのに抵抗があるから最適なモノを見つけるのが難しい。
最近のモバイルバッテリーの性能の変化とモバイルPCの高出力化って大きくて、数年前の高出力モバイルバッテリーでは今のモバイルPCが充電出来なかったりする。
上手く性能と重量と最適な容量のバランスが取れた丁度良いモバイルバッテリーが出てこないかと探していると、どんどん沼にハマっていってるわけ。
マニアになっていくって、こういう感じなんやろね。
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