ふらっと1人旅のススメ(1人旅で色々と試行錯誤した話)
ここ数年、何度も一人旅に出る機会があったんですよね。
特にホテルとか予約せず、大体の地域とか目的のイベントだけ決めてフラっと出かけるみたいな。
そうやって何度か旅に出てると色々と旅のやり方についてこなれてくるというか、色々と失敗したポイントとか問題点とかを次回に向けて修正したり次の機会には気をつけようとしたり、どうにかしようと色々と試行錯誤してたらこうなった――という話を項目ごとにしていこうと思う。
◆結局、荷物は少なくした方が楽って話
スーツケースをガラガラ押して旅行に行くと移動がかなり制限されてしまうわけですよ。
電車とか乗り物の中でも置く場所にも困るし、入れる店も限られてくるから大変。
旅中に昼食取ろうとして店に入るけど、どう考えても荷物なんて置く場所がない、人が1人通れるかどうかの通路しかない狭い店だった……みたいな話ってよくあるんですよね。目的地に向かう前に駅ビルで買い物しようとしたけど、スーツケースではエスカレーター使えなくて困る、とか。
荷物を増やすと、なにかしようとした時にまず「荷物をどうするか」という問題に答えを見付けないと動けないから考えることが増えるわけ。
ホテルによってはチェックイン前やチェックアウト後も荷物を預かってくれるサービスがあるけど、結局ホテルに一度寄らなきゃいけなくなるから面倒だし。
服はコインランドリー等で洗うようにして極力荷物を減らして背負えるバッグ1つで旅に出た方が総合的に楽。
この気付きが旅行では一番大きかった。
◆バッグに詰める服は必要最低限
インナー2セット、ハーパン1、パッカブルジャケット1。
大体どのシーズンでも何日でもバッグに入れて持って行くのはこれだけでいい。
後は現地で洗えばなんとかなる。
ハーフパンツは寝巻き用だけど、これがあればズボンも洗濯出来るから地味に外せない。
とにかく着替えが一番荷物になるので、これを削減するのが一番荷物を小さくする方法。
◆アイテムは軽く小さく
多少高くても、多少耐久性なくても、多少性能悪くても、軽くて小さなアイテムを選んだ方が幸せになる。
化粧品とか常備薬は可能なら個包装を必要な分だけ。
詰め替えれるなら詰め替えて。
機器類も小さくて軽いのに。
◆サブバッグ必須
ホテルに荷物置いてちょっと出かける時とか便利。
買い物に出る時に買い物袋とかにも使えるサイズだと使い勝手も良い。
超コンパクトになるパッカブルの超軽量ショルダー使ってるけど、ないと困るレベルに旅中はヘビロテしてる。
◆ミニバッグ必須
メインバッグを何にするにしろ、体の前ですぐに物の出し入れが可能なバッグがあった方が何かと便利。
ボディバッグみたいに体の前に持ってこれるバッグを装着してるとメインバッグを下ろさなくても財布やらチケットとかティッシュとかを取り出せて非常に便利。
メインバッグのベルトにベルクロで装着するタイプも便利。
なんかしらこういうのないと困る。
よく考えるとメインバッグの他に3つぐらい別のバッグ持って行くし、それぞれ使ってるんですよね。
◆現地で手に入るモノは現地で買え
現地で手に入らないモノは持って行くしかないが、現地でも簡単に手に入るモノは基本的に現地で欲しくなったタイミングで購入する方がいい。
お菓子とか飲食物とか、使う必要の少ない予備の服とか、持っていくと荷物増えるだけ。
◆しかし地方は都市部でも駅近くになんもない場合があるのだ
大都市とかそこそこ大きな町だと駅前に色々あるけど、地方だと車社会だからか駅前には逆に店があまりなかったりする。
県庁所在地レベルで駅ビルとかあって賑わっている場所で飲食店とかは揃ってるけど、ドラッグストアがなかったり、家電量販店がなかったり、百均がなかったり。
だから場所によっては物の現地調達が難しい場合もあるから、絶対に必要なアイテムは持って行くしかない。
使ってた化粧品が切れた時とか、USBケーブルが断線したこともあって、正確に言うなら代替品はコンビニとかで売ってたりするけど、自分が使ってたヤツが見つからなくて困ったりした。
◆ホテルのシャンプー合わない問題
ホテルのシャンプーコンディショナーが合わなくて髪がギシギシになってもシリコン入りヘアオイルで大体カバー出来ると気付いてからは個包装タイプのシリコン入りヘアオイルだけ持っていってそれでケアするようにしてる。
最近はノンシリコンが好き人が増えてきてるからホテルのシャンプーもノンシリコンが多くなってきていて、これは自分で持って行くしかないホテルが多い。
あと、旅行用のシャンプーコンディショナーはやっぱかなりかさばるので持っていきたくないのよ。
◆洗濯ネット
洗濯ネットないと洗えない(洗えるけど傷みやすい)服は多いから旅行時はコンパクトなの持っておくと地味に便利。
前に(ウォッシャブルの)セーターを旅行に持っていったことがあったが、予想以上に寒暖差があって汗をかいて洗いたくなったけど洗濯ネット持ってなくて洗濯出来なかったからホテルで捨てて新しくスウェット買ったりしたし。
Amazonとか探したら超軽量超コンパクトな洗濯ネットがあったので、それを常備してる。ビニール袋ぐらい薄いので邪魔にならないし入れといても損はない感じ。
◆ホテルのコインランドリー
ホテルのコインランドリーって場所とか時期によってはかなり荒れるんですよね。
繁忙期とか学生なんかのスポーツ合宿とカチあったり、ビジネス利用宿泊客で満杯になる場所とか、コインランドリーの使用者が多すぎて困る事態になったりする。
洗濯終わってる洗濯機を勝手に開けて中の衣類をそこらに出して自分の洗濯をする人とかいるし。過去に自分も勝手に取り出された経験あるし、誰かが勝手に取り出した他人の下着がランドリースペースに放置されてるのを見た経験もある。
パスワードロックかけられる洗濯機もたまにあるけど、まだ都市部の最新式ホテルにしかないし、でもこのタイプは他人に荒らされる心配がないからって安心して長時間放置する人が多くて回転率が悪くてそれはそれで使い勝手が悪い。
ランドリースペースは夜に激混みするので、乾燥機で乾かすなら朝に早起きして洗濯するのが一番安定。
◆手洗い洗濯の問題点は脱水
ランドリースペースが隣接施設兼用のホテルがコインランドリー使いにくすぎて、念の為に持ってきてた洗剤使ってシャワールームで手洗い洗濯したことあるけど、やっぱ一番の問題は脱水。
雑巾絞りでもすれば脱水出来るだろうけど、服を雑巾絞りするのはちょっとアレだし。下着類ぐらいならイケるかなという感じ。
◆シャカシャカした服
ナイロン系のシャカシャカした撥水仕様の服。
ナイロンジャケット、ウインドブレーカー。
特にパッカブル。
これは軽くてコンパクトで防寒にもなって便利だから真夏以外は微妙な温度変化に対応するために羽織れる系を入れておくと便利。
でも旅先での洗濯が少々面倒だし、大体は乾燥機が使えないというデメリットもあるし、雨風は防いでくれるけど下に長袖ちゃんと着てないと寒いのでメインのトップスにはしにくい。
でも普通の服より圧倒的にコンパクトなのでこういうパッカブル系は1つ欲しくなるし、自分は大体予備のトップスはこれにしてる。
◆化学繊維入りの服
乾きやすいし乾燥機使用可の服も多いので使いやすい。乾燥機不可表示でもコットン混じりなら乾燥機もそこそこ耐えてくれる。
シワも出来にくいモノが多く扱いも楽なので旅行中は出来るだけ化繊入りにしてる。
ナイロン系繊維は乾燥機ダメだけどポリ系繊維ならいけんく。
そもそも乾燥機使わなくても化学繊維混じりなら部屋干しで大体乾く。
◆クリアファイル
地味に旅行に役に立ったアイテムがA4クリアファイルで、今は常に持ち歩いてんだけど。
京都とか奈良に観光に行くとチケットとかパンフレットとか持つことが増えるんですよね。
1つのチケットで複数の場所を回るモノもあるし、パンフレットが別の場所の入場チケットになる場合もあって捨てらんない場合もあるし、鞄にそのまま突っ込んでるとグチャグチャになって必要な時にどこに行ったか分からなくなったりするし。
電車やバスでICカード使えなくて紙のチケット買うしかない場所もあったり、ロープウェイとか船とかも紙のチケットだし、紙のなんかを保管するしかない場面って意外と旅では多い。
病院とかの診察結果とか必要な領収書とか、折り目を付けたくないアイテムとかも入れとけるから日常生活でも使ってる。
◆京都や奈良の観光で重要なのは靴
京都や奈良で観光するとしたら寺社仏閣になると思うけど、その中は大体土足厳禁な場所があるため中に入る度に靴を脱ぐ。なので脱いだり履いたりするのが面倒な靴だと大変なことになる。
革靴とかハイカットとかブーツはヤバい。
見た目を気にしないならスリッポンとか踵を踏める靴がいいのかも。
色々と経験した結果、旅ではサンダルに近い多用途なイージーな靴を履くようになってきた。
◆香水はクリームタイプ
液体の香水だと瓶が重いし詰め替えむずいし持ち歩きにくいけど、クリームタイプだと軽くて持ち運び楽で詰め替えも簡単。
練り香水より緩いので使いやすいのも良くて旅では常用するようになった。
◆旅先では名物・地のモノを食っとけ
海なら海鮮、山なら山菜・野菜。
肉が有名なら肉。特定の作物を多く作ってるならソレ。
蕎麦が有名なら蕎麦。うどんが有名ならうどん。
どの地方行っても名物とか地のモノを扱ってる店で『評価の高い店』は大体はハズレがない傾向があると思ってんですよね。
(名物でも評価が低いところはお察し)
やっぱ飲食店って基本は地方より都市部の方がレベル高いから都市部で評価高い店はどのジャンルでも大体美味しくてハズレないんだけど、地方でもその地域の名物・地のモノに関してはレベル高くてハズレにくい気がする。
逆に言うと、全国どこでも食べられる系の料理を地方の田舎で食べた時は、店の評価高くても失敗するか、失敗とまでは言わなくても平凡率が比較的高い印象。
そういうのは普通に都市部で食べた方が普通に旨い。
◆B級グルメに過剰に期待しすぎちゃダメ
地方で昔から愛されてるB級グルメ、名物料理って地元では普通に好まれて食べられてるモノが多いけど……言葉は難しいけど別にその地方でもそんな特別な凄いモノではない場合が多いのだと思ってる。
地域の名産品で他の地域にも輸送販売されているようなブランドになってる有名なモノ(◯◯のカニとか夕張メロンとか丹波の松茸とか◯◯牛とか)と同じように考えるのは良くないと思うわけ。
それはちょっとハードルを上げすぎで良くないしそれは誰も幸せにならない。
うちの地元の話をちょっとすると、姫路にも『姫路おでん』というB級グルメが名物料理としてあるんですけどね。姫路では昔からおでんは生姜醤油で食べるという習慣があって、それを普通に『おでん』と読んでいたのだけど。20年ぐらい前から観光のためにそれを『姫路おでん』と分けて呼ぶようになり、今は駅周辺に姫路おでんをメニューに入れる店が多くなっているんだけど、ぶっちゃけ本当におでんを生姜醤油につけて食ってるだけなわけよ。
いや、マジで。
地元民からしたら「おでんを生姜醤油につけて食べるのは珍しいらしいね?」ってなだけで、別になんか特別なことをしてるわけじゃないから、おでんと生姜と醤油の味なわけ。家庭で作る時は普通に市販の醤油とチューブ生姜で作ってたりするしさ。それを変に「姫路の名物料理!」ってハードル上げられるのはやっぱちょっとキツいのよ。
昔、広島出身の友人に広島を案内してもらった時に広島風お好み焼きの美味しい店を案内してもらって食べたけど、やっぱ広島の人は広島風お好み焼きを自信を持って紹介してたし、アレは自信を持てるぐらい特殊で旨いモノだった。でも、あれだけ自信をもって地元のB級グルメを紹介出来る地域ってそんなにないんじゃないのかな? って思う。
ちな、僕が姫路でおすすめする名物料理は『ひねポン』と『どろ焼き』ですけどね!
◆飲食店の『メニュー』は重要
海鮮系の店は特にだけど。
黒板とかホワイトボードに手書きのメニューがある店はポイント高い。
あとは手書きメニューを雑にコピーしたモノとか。
その日の漁とか仕入れ状況によって変わってくる常設メニューに出来ない商品があるってことだから、仕入れをちゃんとしてる店である可能性が高い。
◆ホテルの場所、飲食店の場所は重要なんやなって
繁華街にあるホテル取った時、近くで適当に晩飯食べて寝ようと思ったら日曜なのに閉まってる店が多すぎてビックリしたことがある。
それでもなんとか適当に店探して入ったんだけど、店の作りがちょっとおかしくて違和感あったんですよ。外見は普通に寿司屋なのに、なんか全ての席がカウンター席ですら二人利用前提みたいな感じになってたりしてね。
ハシゴした二軒目の店員さんに聞いたら、そのエリアって夜の店が多くて、そこいらの飲食店は基本は夜の店の同伴客目当てだから夜の店が閉まる休日は店を閉めてるんだと。
どうりで全席カップルシートみたいな店で場違い感ハンパなかったわけだ……ってね。
後は前に住宅街にあるマイナーな観光地でちょっと時間潰す必要があって駅近くの喫茶店に適当に入ったけど、中が全員近所のマダムで埋め尽くされてた時とか、男一人ではすんごい場違い感で居心地悪かったりしたし。
なんか、そういうのってエリアによって違いがあると思うんですよね。
◆繁華街の店・人気飲食店を狙うなら食事時間は早め早めに
有名店とか、繁華街や観光地の飲食店は普通の時間に行ってもまず入れない。席あっても予約ないと入れない。
評価高い店とかだと特にね。
昼はam11時、夜はpm6時まで。もしくはpm2時~4時ぐらいの半端な時間に行くか。その辺りなら予約なくても大体席があるし、1人でも比較的入れてくれる。
朝食は抜いて昼は早めにブランチ。夜も早めに済まして状況によっては夜食を考える。この食事サイクルが旅行向き。
あと地方の飲食店って早めに閉まるので夜6時ぐらいには食べに行かないと間に合わない的なところはある。
8時閉店、7時30分ラストオーダーみたいな感じとかね。
◆ホテル予約ナシのノープランでもなんとかなる
最近はホテル予約アプリで当日予約もかなり簡単になってるのでノープランで適当に旅立っても都市部なら夕方頃に泊まりたい場所で宿を探してもなんとかなる。
事前にトラベル系アプリ入れておいて決済手段を登録しとけば現在地から予約可能なホテルが出てくるし、そのまま予約して決済まで可能だから後はホテル行ってチェックインするだけになる。
ただし当日予約だと大体は夕食がない素泊まりになるので夕食は自力調達必須。
◆でもノープランで夜の散策はちょっと怖い
小さな都市だと風俗街と普通の飲食店の境目が曖昧で、夜に適当に飲食店探して歩いてるだけでヤバそうなエリアに足を踏み入れてしまう場合がある。
っていうかあった。
某地方都市で、一般人がほぼいない薄暗い通りで、そこら中で黒服が20人ぐらいタバコ吸いながら暗がりでなんかしてるエリアとかくっそ怖かった。
◆ホテル予約はオフィシャルアプリからが一番安いし便利
ホテル予約サイトとそのアプリは色々あるけど、結局どこよりオフィシャルサイト(もしくはアプリ)が一番安いプラン出してる。
面倒でもわざわざ会員になってオフィシャルアプリ入れるだけの価値が十二分にあると感じる機能とかサービスが付いてるから好きなホテルのオフィシャルアプリ入れとくと便利。
大体どこのオフィシャルアプリにも入ってるのは『チェックイン時にフロントで名前書かなくてもよくなる機能』で、何回か使うならその機能目的だけでも十分に登録する価値があると思ってる。
大手ホテルチェーンだとホテル数も多くて全国どこでもホテル持ってるので、オフィシャルアプリ1つだけでも全国旅行出来るかも。
チェックイン・チェックアウトが楽になるのって快適さが凄いのよ。
非対面でスマホをかざすだけでチェックイン・チェックアウト出来るホテルとかも増えてきていて一度これ経験すると他のホテルが超面倒になってきて使えなくなるレベル。
正直、ホテルのオフィシャルアプリを入れちゃうとそこばっかり使うようになりそうで嫌だったんだが、使ってみたら便利すぎて温泉とか目的がない限り出来るだけこういったスマホだけでチェックイン・チェックアウトが完了するホテルを使うようになっちゃってるのよ実は。
◆なんやかんやでホテルは便利な場所が楽
安くても目的地から離れすぎたホテルにすると、中心地から離れていたりするから夕食を食べに行くにも困ったり移動するにも労力がかかったりして、安くても総合的には損した気がする。
◆安くて古いホテルは…
まだ分煙とか出来てない時代からある安いホテルって今は禁煙室でも部屋に昔のヤニの臭いがこびりついててキッツイ時ある。
臭くて寝れない。
◆ホテルの違いで困ったところ
どんなボロい旅館でもホテルでも大体は石鹸類と歯ブラシと髭剃りはある。
シティホテルはスキンケア等のケア用品が置いてあるけど、ビジネスホテルはそれがない場合が多いので、ビジネスホテルを利用するならスキンケアとかは自分で用意した方がいい。
新しいホテルは枕元にTypeAソケットかコンセントがあるけど、古いホテルだとそれが考慮されてなくてテーブルにしかコンセントがないのが不便。
◆ネカフェ泊
鍵付き個室タイプはそれなりに安心して休める。
でも夜中に腹痛で起きた時、トイレまでの距離に絶望し、そして死にかけた。
トイレは部屋の外だし鍵を忘れずに持たないといけないし、寝るために脱いでた服を着なきゃいけないし、トイレまで遠いしね。
何らかの法律に引っかかるらしく、ネカフェ内で提供される食事やドリンクは鍵付き個室内に持ち込めないので、食事は自分で外で買ってきて持ち込むしかない(自分で買ったモノは持ち込める)のもちょっと面倒ではある。
地味にしんどかったのは空調が一括管理だから調整利かなかったことで。お酒飲んで熱くなったけど温度下げたくても出来ないし、窓も当然ないから外の空気も吸えないわけ。
なのでネカフェ泊中にお酒を飲むのはもう止めようという結論。
一度経験してみたし、ホテルがどうしても取ればくてもネカフェあればなんとかなるという安心感はある。
◆旅行アプリ
いくつかの観光案内雑誌が出してるアプリも便利だけど、PATWという楽天が出してる全国の観光パンフレットを見れるアプリは地味に便利。
イベントの把握には『ぴあ』が便利。
◆移動手段の使い方は予習必要
ICカード使えない駅とか、バスの利用方法が地方によって全く違うとか。
これに関しては事前に調べてないと、とんでもないことになる。
ローカル線だと乗る駅と降りる駅の組み合わせで料金支払い方法が違ったりする場合もあって面倒なんですよね。
前に乗った北陸鉄道石川線は、大きな駅では券売機で切符買って乗る前払方式だけど、小さな駅では券売機も改札もなくて車内の発券機から出た番号札を取っていく後払いスタイルになり。
大きな駅で下りる時は駅の改札で切符を渡すかお金を支払い、小さな駅では運転手に切符を渡すか車内の料金箱にお金を支払う。
関西本線とかも車内にICカードリーダーあるけど、それを使うか駅のICカードリーダーを使うかは到着前の車内放送をちゃんと聞いてないと分からない。
大きな駅では全ての扉が開くが、小さな駅では一番前と後ろの扉しか開かないとか、ボタンを押して扉を開けないといけないとか、でもボタン押しても駅によっては開かない扉があるとか、色々とローカルルールがあったり。
あとは、乗る駅には自動改札機あってICカードで乗れるけど、下りる駅には自動改札機なくて、そもそもその駅で下りるならICカードで乗っちゃダメというパターンとかは乗る前に調べておかないと絶対にミスる。
ICカード読み取り機がバスにあっても独自ICカードしか対応してなくてJRとかの大手交通機関ICカード未対応だったり。
めっちゃややこしい路線もあるので予習必須。
◆電車はWEBで乗換案内検索必須
乗りたい駅から目的駅まで、電車が到着するホーム番号まで表示してくれるから初めての駅でも乗る電車が分からなくなるってことがなくていい。
ローカル線は本数が異常に少ない場所あるから事前に調べておかないと最悪帰れないとか普通にある。
◆新幹線の予約は色々面倒だがWEB予約は覚えた方が楽
現時点では新幹線を運営しているJR各社によってそれぞれ違うWEB予約システムが作られている。
どのJRのシステム使うかによってチケット買えない路線がある。
でもWEB予約しないと新幹線予約がかなり大変。
最近はインバウンドで外国人観光客が増えてるから新幹線の駅は大体どこも券売機に長蛇の列が出来てて買えないし、みどりの窓口は高齢者と外国人で満杯になっていて実質使えない。
WEB予約は使いにくくても利用しなきゃ時間かかりすぎる。
ちな、WEB予約して物理チケットを駅で発行する場合『予約サイト(アプリ)を運営してるJRのエリアでしか発券出来ない場合が多い』ので、JR東日本のサイトで予約した切符を西日本のエリアのJRでは受け取れないとかあって。例えば姫路から東京の往復チケットをJR東日本のサイトでも買えるけど、JR西日本の範囲にある姫路駅ではチケットは受け取れないから使えないし、チケットレスシステムも東日本とそれ以外で別方式だからeチケットでも乗れないという話。
事前に日時は決めて動かないノープラン旅をよくやる人間としては、ちょっと使いにくいわけです。
色々と調べた感じ、東京より東のエリア+北陸新幹線で新幹線を乗る場合はJR東日本の『えきねっと』で予約し、東京より西のエリア-北陸新幹線で新幹線を乗る場合はJR東海の『スマートEX』で予約したら良い感じらしい。
要するにJR東日本とそれ以外のエリアを予約出来るJR東海のシステムで予約サイトが別(正確に言うともっとややこしいが)なんだけど、本来JR西日本のエリアのはずの北陸新幹線が諸事情でJR東日本の方での扱いになってる感じ。
なのでこの2つに登録して使い分ければ日本全国チケットレスで乗れるはずではある、けどややこしい。
でもどの場所でも新幹線チケット手に入れるまで20分30分かかるのが当たり前になってきてるし混雑は今後どんどん増えるはずだから、アプリ予約に慣れるしかない感じ。
◆交通系電子マネーはモバイルSUICAが良いのかもしんない
旅で電車に頻繁に乗るようになると毎度毎度バッグから物理カードのICOCAを取り出すのが面倒になってきたし、頻繁に長距離で使うからチャージの頻度も上がってきて現金でチャージするために現金おろすのもコスパ悪くなってきましたと。
なので物理カードは止めてモバイルカードに移行するしかないと思ったわけだけど、物理カードの時はどのカードでも使用感に大きな差はほぼなかったけどモバイル版にすると各社まったく別のアプリだから差が大きいんですよね。
SUICA、ICOCA、Kitaca、manaca、等々の交通系電子マネーがあるけど、まずそもそもモバイル版がないモノもあるし。
自エリア内では実質割引になるポイントサービスがあるのが多いので普通は自分の住んでるエリアの交通系電子マネーがいいんだけど、実は対応端末とか対応アプリが少ないサービスもあるので色々とちゃんと考えなきゃダメなんですよね。
モバイルICOCAはGoogleウォレットに対応してなくて面倒だし。あとはウェアラブルデバイス(スマートウォッチとか)に対応してないのもあって難しい。
その辺りSUICAは大体対応してるし『SUICAは対応しているがSUICA以外は対応してない』は沢山あるけど『SUICA以外は対応しているがSUICAは対応してない』はそれぞれのエリアでやってる独自ポイントサービスぐらいしかないはず。
それと交通系電子マネーを買い物で使う場合、それをレジで申告するわけだが「交通系ICカードで」とか「交通系電子マネーで」と言っても通じない場合(年配の店員さんとか)があるらしく。同じように別の地域の電子マネー名を言っても通じないことがあるらしいと。
例えば北海道の店で「はやかけんで!」と言っても誰も知らなくて「『はやかけん』ってなんですか?」みたいになるから説明やらなんやらでもたつくって話。でもSUICAに関しては全国どこでも大体は「SUICA払いで」で通じやすいという話があって、SUICA払いは日本全国共通で使いやすいらしい。
僕は基本、交通系電子マネーを買い物の支払いには使ってないけど、諸々考えたら現状はモバイルSUICAが一番良さげな気がする。
あとやっぱりスマホやウェアラブルデバイスで電車乗れるのはすっごい楽。
◆電車で行ける範囲は限られてる
結局、電車で行ける範囲の観光地ってかなり限られてるなって、電車旅をするようになってよく思う。
有名な観光地は何らかの移動手段があったりするけど、ちょっと有名じゃなくなると移動手段がない、もしくは本数が限定されてる。
この前、山の上の有名な公園に行ったけど、流石に徒歩では無理そうで行きはタクシーで行って帰りは歩きで帰ったが、この場合は山だから帰りは舗装された道を下るだけだったのでタクシーで行けたけど、普通にただ駅から遠いだけの場所だったらタクシーで行けても返ってくる手段がないわけ。
なのでそのうちキャンピングカーとか買ってブラっと出掛けたいなと思う。
◆現金持ってけ
今は現金をまったく持ち歩かない人もいるらしいけど、地方だと支払手段が現金オンリーな場所が多い。
電車ですら実質現金でしか乗れない場所もあるから、ある程度の現金は必須。
お店とかも地方だとほぼ現金。
ローカル線とかローカルバスとか使うなら小銭必須。
あと地味に寺社仏閣行ってお賽銭で小銭使う。
そもそも電子マネー系は災害とか障害とか起こったら全滅するわけで、まったく現金持ってないってリスク高すぎ。
◆北海道は温度感覚を狂わす魔境
北海道は夏でも長袖準備必須。
荷物に入れとくというより、羽織れるモノは常に一枚持ち歩いておいた方がいい感じ。
むしろ初夏とかでも夜はコートぐらいあってもいいレベル。
本州とは温度感覚がちょっと違う。
なのでパッカブル系の上着をポケットに入れておくと便利。
◆北海道の道東に行くなら相応の覚悟は必要
町と町の距離も離れてるし観光地と観光地の距離も遠い。
電車では行きにくい場所もあるしレンタカーが必要になる場合も。
他の地域とは観光の感覚がちょっと違う感じ。
上級者向けエリア。
◆バッグは体に密着したモノ、肩紐は太い方がいい
色々とバッグを試してみた結果、同じ重さを背負うにしてもメッセンジャーバッグとかバックパックとか体に密着するバッグの方が軽く感じると思う。
肩紐は細いと肩に食い込んで痛くて、重量を感じやすい。
太くて柔らかい素材がベスト。肩紐の素材でかなり肩への負担が変わる。
◆雨具
アウトドアブランドとかが出してる超軽量の折りたたみ傘は常時持ち歩いても問題ないレベルに軽いので便利。
バッグごとスッポリかぶれるからレインポンチョは場合によっては必須。
風雨が強い日はポンチョないと全てがダメになる。
過去、レインポンチョが必要になったシーンが何度かあった。
◆常備薬はやっぱ持ち歩くべき
小さなケースに数回分の薬類は入れて持ち歩いてる。
胃腸薬、下痢止め、トローチはそれなりに使う機会アリ。
観光地でついつい飲み過ぎ食べ過ぎてしまった時に胃腸薬は使うし、喉の調子が悪かったら早めにトローチ使っとく。
特に水なしで飲める下痢止めはお守り代わりに誰でも携帯しとくべきだと思う。
◆予期せぬ体調不良
あと前回の旅で分かったけど、旅が長期間になってくると(恐らく)ストレスで体調不良になることもあった。具体的には夜中に1時間ごとにトイレに起きるようになった感じ。トイレが異常に近くなった。昼間も尿意が数時間ごとにあって、あまり出ないのに何度もトイレに行くことに。調べてみた感じ恐らく神経過敏っぽかった、その辺りを緩和する漢方とかも次回から持って行く必要があると思う。
◆◆◆
まぁそんな感じで色々と一人旅に対する知識が深まってきた感じ。
旅行の度に問題点とか失敗点を洗い出して、それを改善するため色々と持って行くアイテムを見直したりしてバッグの中身がかなりコンパクトにまとまってきた。
今はいつでもすぐに旅に出られるよう常に荷物は準備出来てるし、ノープランでの旅に慣れてきたことでフットワーク軽くいつでも出掛けられるようになってる。
やっぱり『旅行に出掛けるのに準備なんて別になくていい』という感覚になってきたのが大きい。
最悪スマホ1つあれば日本全国大体の場所はフラっと出かけてもなんとかなると思う。
最大の問題点は『移動手段の確保』で、定期的に動いてる公共交通機関がない場所はツアーにでも申し込まないと行けないから難しい。
行きたい場所を見付けてもそれで断念したことは何度もあるし。
それ以外なら大体はなんとかなる。
というわけで長くなってしまったけども、皆様も素敵な旅をお楽しみくだされ。
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