自分の性格の変化

最近、ふと思ったのだけど。

他人の失敗に怒らなくなったというか、腹が立たなくなってきた気がする。

レジで新人店員さんがモタついて行列が出来ても『ゆっくりやってええんやで』としか思わないし。誰かの何か不手際があっても『まぁしゃーないな』と思うようになってきた。


これは別に僕が優しくなったとか、そういう良い話ではなくて。

単純に己(おのれ)というモノが若い頃より多少は見えてきて、自分がいかに失敗が多い人生で社会性がない人間なのかが分かってきたから、『お前どの面下げて人様のミスに文句言うんや』という感覚が芽生えてきたからだと自分では分析している。

特に自分の未来に明るいビジョンも持っていないし。

誰かのミスで不利益被っても、まぁ最悪自分が首くくれば済むならそれでいいか、という感覚もある。


それと最近、涙もろくなってきた。

感動系の作品とか登場人物が不幸になる作品とか見れない。

少し前に話題になった『聲の形』とか一生見れないと思う。

実は『君の名は』すらまだ見てない。

はっきり言って新海誠という監督の作品には、『そういう意味』でのトラウマがあるので、彼の作品はこの先、一生見ないかもしれない。

昔は映画が大好きで、ホラーを中心によく見ていたけど、今は映画自体もあまり見れなくなってきた。

なんだか小説家としてはダメダメになっている気がする。


これが老いなのだろうか?


友人や親戚の結婚式では新婦から両親へのお手紙とか、両親のメッセージとか、大号泣しながら聞いている。

以前、大学時代の友人(女性)と先輩の結婚式で新婦の父親が泣きながらメッセージ読んでるのを聞いて大号泣してしまったのだけど、後から考えるとそれ、第三者から見たら変な勘違いをされかねないなと思って、ちょっと失敗したなぁ……と思ったり。


そう思いつつ、去年の従兄弟の結婚式でも、新婦が母に送ったメッセージを聞いて大号泣してしまう。

恐らく今年、その従兄弟の兄の結婚式でも大号泣するのだろうなと思う。

そんな最近の刻一さんなのでした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る