4

みんなの手紙と

僕を真ん中に置いて撮った写真


箱に入れられてあの子の元へ。



箱から出て

僕が見たものは…



青い空とあの子の笑顔


幼稚園でみた空と笑顔とそっくり。



その真ん中に…僕はいたい。



僕は、独りじゃ砂場から動くこともできなくなってしまうただのサッカーボールだけど、

空と笑顔をつなげる事ができるんだ!


あの子の笑顔と風を感じながら

大きな声で、誰かに届くように力いっぱい叫んだ。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

あの空と笑顔と僕と。 東雲光流 @shinonomehikaru

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ