第二章 ―私ノ記憶と彼―

~プロローグ~

 これはある古き言い伝えと覚醒現象の謎を明かそうとする、覚醒現象によって覚醒人間になった人の一人、留美るみと心の赤を持つ者という、人間の中でも特殊な存在の者が関わるモノガタリ……。そして心の赤を持つ者は新しき者へ受け継がれ、少女と関わった心の赤を持つ者が生を終えた後の話――――……。


 「……心の赤を持つ者がいない……。あの人はもういない……。死んだ……。探さなきゃ……新しき心の赤を持つ者を……。私を…覚醒人間達を守る…特別な人間を…探さなきゃ……」

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覚醒現象伝説 リルン @Rirun1056

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