剥き出しの現実で殴りつける。

私は昔からカルピスを濃く作ってしまう、ほとんど原液に近い濃さで。市販のカルピスウォーターは薄くて味気無い。

それと同じだ、ここにはエッセイとして記された家賃滞納者の剥き出しの現実と、文章から伝わって来るどす黒い感情がある。

それは、出版社や編集者によって(おそらくは)希釈されていない原液。
だからこそ、読み応えがあって面白い。

その他のおすすめレビュー

うゆちゃんさんの他のおすすめレビュー23