第三話 お仕事

第3話 お仕事その1



 いつものことだが、対面はにがてだ。


「で、どうしましたか?」

彼女は、とにかく怒っていた。

「だからいってるでしょう。フラれたの!」

「なんで?」

「私の性格がきついって、いうのよ。」

「まぁ、カリカリしてると、いやになる人多いですからね」

「それは、彼が優柔不断だからよ!」

「うーん・・・。」

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「うーん。って、他にいう事ないの? 医者でしょ」

だからといって、私は、患者を治すのが仕事。

「失恋の話はどうもにがて、でしてね」

「なによ! じゃあ、なんで私の前にいるのよ!」

彼女が立ち上がると、助手たちが、いそいで押さえこんだ。

やっぱり、まだ、手術の結果が悪いらしい。

どこかが違うんだよな。人工知能は。

おだやかな気持ちの、項目をやりなおさなくては・・・。


                       おわり

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ショートショート 村上 K @murasakidaisuki-yuyu55kk

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