それはまるで、雪のような
四志・零御・フォーファウンド
溶けて欲しい
雪の様な冷たさが、そっと頬に触れる。
僕の熱で君を溶かしてしまいたい。
そう思う程に君を愛する。
君はいつも冷たくて。けれど、優しく触れると温かくて。
君を溶かしてしまいたい。
たとえ、手が届かなくても
溶けて、
説けて、
解けて、
熔けるまで、
君に触れていたい。
君を溶かしたい。
溶けて欲しい。
僕が崩れる前に、君に触れたい。
――君が溶けた後に何が残るのだろう?
僕は君が溶けた後を見てみたい。
熱に負けて、説けてしまうところが見てみたい。
僕じゃなくてもいい。
僕じゃなくても、君を溶かすものがいるのならば、僕は見てみたい。
君が溶けるところを
――この目で確かめたい。
それはまるで、雪のような 四志・零御・フォーファウンド @lalvandad123
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