42話 ムースケーキを食べよう
二学期初日――。
一ヶ月半にも及ぶ夏休みが終われば、始業式である。
「お、おはよう」
瑠璃が恐る恐る教室に入って声をかける。
くるりと友人たちが振り返る。一瞬緊張したものの、表情は柔らかかった。
「あ~、おはよう瑠璃~!」
「おはよー。夏休みの宿題やったー?」
「なんか瑠璃めっちゃ久しぶりな気がするわ」
誰も自分が行方不明だったことを気にしていなかった。というより、気付いていないようだった。夏休みだったこともあって、久しぶりという感覚も誰も気にしていない。
「あー! そうだ瑠璃!」
「えっ!? な、なに!?」
「前に言ってたオススメ映画、持ってきたよ~。新学期が始まったら貸すって言ったじゃんね?」
「あっ……。あー……そうだったね」
そういえばそんなことも言われていた気がする。本来は夏休み中に遊んだ時に、だった気がするが、自動的にある程度修正がなされるらしい。
「で、これが最新作でオススメナンバーワンの『サンド・シャーク』! 砂漠のピラミッドに眠ってた古代のミイラである三つ首ザメから逃げるっていう映画なんだけど」
「何もかもがおかしくない?」
「なんでトーコはいつも瑠璃によくわかんない映画を薦めてんの?」
「面白い映画無いかって聞くから」
何故か責任転嫁される瑠璃。
「あとさ、たまに友達と一緒に見てるっていうじゃん。その子の感想が的確な罵倒すぎてむちゃくちゃ面白いんだよね。YourTubeでクソゲー実況とかやってほしいくらい」
「えー……やってくれるかなあ? お菓子で釣るか、お菓子レビューだったらやってくれそうだけど」
「そういう問題なの?」
それとなくごまかそうとした時、がらりと教室の扉が開いた。
「あ、先生だー! おはよー久しぶり!」
「おー、おはよう」
なれなれしい挨拶にも適当に返事をすると、先生は黒板に大きな文字で何か書き始めた。
どうやらこの暑さのため、始業式は各自の教室でテレビを使って行うことになったらしい。そのため教室で待機と続けられた。よっしゃあ、とか、やった、とか教室がざわめいた。
瑠璃にとっては話が変わったことのほうがありがたかったが。
「おー、やったじゃん」
「この暑さで体育館に集えとか頭おかしいからね」
「今年、めちゃめちゃ暑かったしね~。最初のうちは冷夏とか言われてたのに。台風で急に暑くなったんだっけ」
そうだっけ、と瑠璃は思う。
思えば夏休みの間、ほとんど向こうの世界にいた。似たような気候のようだが、それでも夏の暑さはこっちに比べて柔らかかったように思う。
――まあ向こうの世界っていっても……。
そもそも異世界に転移できるのに場所が封印の中だけ、それが解けても迷宮の中だけ、そして荒れ地の中だけ、と行ける場所は増えているのに妙に閉塞感が抜けない。荒れ地はいわば台風の目のような場所なので日が差していたけれど、閉鎖空間から出られないのは同じだ。
だいたい、土地を返したのにどうして魔力嵐を解決しないんだろうと思ったら、どうもカインの提案だったらしい。土地は返ってきたものの、まだ国としての体裁が整っていない。突然魔力嵐を解除されてしまったら、国としての力が整っていないうちにどこかに取られてしまう可能性もある。そこで、ある程度ブラッドガルドとも協議しておきたいという理由で、タイミングを計ってほしいと申し出た。ただしその間、自由に出歩いて構わないという条件つきで。
驚いたことに、ブラッドガルドはそれを承諾した。何らかの考えがあるのだろうとカインは言ったが、単に思いつきでは……としか思えなかった。
ひとつわかることは、その結果がウェストミンスター・ミステリー・キャッスルであることだ。出歩いて構わないというのと、勝手に建物を建てていいというのはどう考えてもイコールではないと思うのだが、どういう解釈をしたのかのほうが謎だ。
涼しい教室での始業式とホームルームを終えると、部活に入っていない者たちは用はない。先生たちもさっさと帰れと言わんばかりに生徒を追い立て、瑠璃たち帰宅部は早々に帰ることにした。
外は相変わらず暑くて、歩いているだけなのに汗が噴き出てくる。さっきまで涼しいところにいたから余計に暑く感じられた。
「このあとどうするー?」
「マック行かない?」
「どこにあったっけ」
「隣駅の中にあるんだよ、あそこでかいし」
「行こ行こー」
確かに冷たいコーラでも飲みたい。
――こーいう時って、チョコって気分じゃないんだよなあ……。
友人たちの話を聞きつつ、この暑さにげんなりした。
クーラーの中ならともかく、外に出てしまうとなんとも言えなくなる。
八月中であればもっと夏っぽい菓子はあったのだろうが、九月になると暑い寒いに関係なく商戦は秋に移動する。その中で、なんとか夏らしくて涼しげなもの。
だがこれといったものは思いつかない。
隣駅についても同じことで、仕方なく友人たちとわかれてから考えることにする。だがそのとき、駅にあったケーキ屋が目に入った。
目を上げた瞬間、ふと爽やかなオレンジ色が目に映ったのだ。
――……あれだ!
歩く瑠璃の目に、夏色が爽やかに過ぎ去っていった。
*
一方――異世界。
迷宮の奥では、ブラッドガルドがテーブルの上に置かれた魔石を凝視していた。強大な魔力が渦巻き、それが慎重に魔石と結びついては刺繍のごとく離れるのを繰り返す。
魔石といえば、水晶のように六角柱をした単結晶が多い。しかしそれらは単結晶でも綺麗に形を整えられたものだ。そのなかでひとつだけ、石版のような形のものがある。厚さは薄めで、長方形である。角は丸く加工してあるものの、まるで大きなものから削り出したように均等で裂け目はない。
やがて浮かんだ魔力が落ち着いてくると、ブラッドガルドの指先が石版型の水晶に向けられた。指先が軽く叩く。すると水晶の色が白濁し、その上に青色の線で正方形のアイコンのようなものが並んだ。
表情を変えぬまま、そのうちのひとつをタップする。すると今度はアイコンが消え、真っ白になった石版に青色で奇妙な絵が浮かび上がった。
四角い部屋のようなものを、二本の線が繋ぐ。その線はまっすぐ続いたかと思えば、ジグザグになり、はたまた二つに分れ、また一つに戻った。
指先が動いてスワイプすると、地図も移動する。その一角には、線が奇妙にぶれているところがあった。視線がそこで止まる。
そこには異世界の言語でたった一言――”魔力嵐”と書かれていた。
そしてこれまた横に設置されたアイコンに触れると、直線的だった青色が姿を変えた。ぐにゃぐにゃとした、しかし部屋らしきものや通路の位置は変わらないものに変わる。
そして今度はその下のアイコンに触れると、今度は石版に映っていたその画像が、宙に浮かぶように投影された。視線を移すと、流れるように宙に浮かんだ映像に指先を動かす。すると今度はその横に、カメラアイが映した景色が微かな映像のノイズとともに映し出された――迷宮の映像が。
見る者が見れば、青色の線は迷宮の第一階層の地図だとわかっただろう。
迷宮に満ちた魔力の中で、壁として存在するものを表示しているのだ。直線的なそれは均一で統一化をはかったもので、ぐにゃぐにゃとしたものはそのまま表示している。だからこそ魔力嵐は線がぶれてしまう。
ブラッドガルドは僅かに首を傾いだ。
ひとつ瞬きをする。
そのとき、所在なげにブラッドガルドの影から出てきた蛇の一匹が、かさかさと部屋に入り込んだ甲虫へと視線を定めた。触覚をふらふらと動かし、人間たちの一部には嫌悪感を刺激するような動きだ。影蛇はぬっと気配を悟られぬままに近づくと、一気に甲虫を口の中に含んだ。捕らえられた甲虫は、一瞬で背中を割られ、口の中で僅かに蠢く。しかしもう一度蛇の口の中でばきりと音がすると、もはや動くことはなかった。その姿は蛇の口の中へと消えていく。
考え込むブラッドガルドの影から更に飛び出した影蛇は、部屋の外まで赴いた。ぬるりとあたりを見回すと、通り過ぎた遺跡ネズミを見つけると、殺到して締め上げた。ゆっくりとそのネズミを呑み込んでいくが、まだ足りぬというように影蛇がもう一匹顔を出した。失われた魔力を求め、迷宮のあらゆる場所へと影蛇たちが飛び出していく。
だが、不意にブラッドガルドが視線をあげると、すべての影蛇の動きが止まった。その手が地図をしまい、すべての魔石を箱の中にしまいこむ。立ち上がって棚へと足を向けると、巻き戻されるようにすべての影蛇が部屋の中へと勢いよく戻ってきた。そのまま棚の前へ立つ影の中へ戻っていく。
すべての影蛇がいなくなると、ブラッドガルドは僅かに息を吐いた。
影蛇たちがつまみ食いをしたせいか、余計に胃の奥が締め付けられるような感覚がする。僅かに眉を顰めた。
「……」
無言のまま腹に手をあてると、衣擦れの音が少しだけ響く。
伏せた目は何も言わぬまま、沈黙と静寂がその場を支配する。
その瞬間。
「ブラッドくーん! 起きてるー!?」
背後から最高に場違いな声が響き渡り、これまた場違いな扉がバーンと開いた。それを合図にブラッドガルドはサッと手を下ろし、不機嫌に沈んだ眉間がますます寄った。
振り返ると、たった一言。
「……遅い。あと声がでかい」
「いつもと一緒の時間なんだけど!?」
「知らん」
だが、瑠璃はあまり気にしていないようだった。
実際にいつもの事になりつつあって、気にしていなかったのだ。
「なんだよ機嫌悪いなあ! まあいつものことだね! 今日は変わったケーキ持ってきたから食べよ~」
ついさっきまで水晶の散らばっていたテーブルに箱を置くと、瑠璃はにこやかに準備をし始めた。
来たばかりなのにお茶のためにまた扉の向こうへ戻っていく瑠璃を見ながら、ブラッドガルドはテーブルの前に腰を下ろした。
すべての準備が整ったあと、瑠璃は箱を真ん中に置いた。
「というわけで、今日はムースケーキ!」
「……ムース……。……普通のケーキとは違うのか」
「まあ形はケーキだけど」
ムースケーキと一言にいっても、形はいろいろとある。
ホールを切るタイプもあるし、器に入れるタイプもある。半円型にして動物の形にしたり、そもそもパフェと銘打って、真ん中にムースが入っていることもある。
「冷たいと美味しいし、暑い夏でも結構食べれるやつだよ」
「貴様の国では九月に入れば秋ではないのか……?」
「カレンダー的にはそんな感じだけど、実際暑いんだよ! だいたい、自然はカレンダー通りじゃないし」
「この間、夏が終わるとかよくわからんことを言いながらでかい実を割っていたのは誰だ」
瑠璃はスッと視線を外す。
夏休み終了に焦った瑠璃は、唐突にスイカを丸ごとカインのところに持ち込んだのだ。スイカ割りをしたいという一心で。
現地ではスイカをほぼはじめて見るということもあったが、意外に盛り上がった。
というより、スイカは割るものという認識を若干植え付けた。
「ブラッド君。この国にはこんな言葉があるんだよ」
「なんだ」
「”それはそれ、これはこれ”!!」
「……」
呆れたように無言になったブラッドガルドを前に、瑠璃はさっさと箱を開けてケーキの準備をしはじめた。
見た目は完全にショートケーキだ。だが三角に切られたピースの真ん中は、スポンジではなくムースが詰まっている。下のほうはちょっと固めのビスケット生地のようなもの。上は果肉を閉じ込めた、オレンジ色のゼリーのようなものが乗せられている。
「どうよ」
別に自分が作ったわけでもないのに、ふんすと鼻息を鳴らす瑠璃。
「なにがだ?」
「美味しそうでしょ!? 見た目は涼しそうだし!」
後半は理解ができなかったのか、あっけなく無視される。
「よし食べよう!」
無視されることにも慣れたもので、瑠璃はフォークを手にした。
夏っぽいものを目の前にやたらとテンションを高める瑠璃に対し、ブラッドガルドはもはや諦めの境地に達しようとしていた。
ムースケーキの先へフォークを突きつけると、わずかな抵抗感の中へフォークが差し込まれていく。分け入ったその三つ叉の上に、削り取った柔らかなムースをすくい取る。周囲の光をうけて、きらきらと光るオレンジ色。夏色とも呼んでもいいその明るい色合いは見た目にも楽しげだ。
ぱくりと躊躇することなく口の中へと迎え入れると、ムースがほどけるように広がっていった。ゼリーの中からはほんのりと、オレンジの爽やかな香りが駆け抜けていく。
わずかなオレンジの酸味が、やや甘いムースと一緒になって味を引き立ててくれている。
「んああー! すごい! めっちゃ美味しい!」
フォークを差し込み、今度は下のビスケット部分も含めてフォークで割った。
二口目を迎え入れる。
ざくり、とビスケット生地の心地良い食感がした。やわらかなムースにあわせて、ちょうどいい食感を与えてくれている。
「どう? どう?」
目を煌めかせながら尋ねてくる瑠璃と、あきらかに面倒臭そうに目をそらすブラッドガルド。
「……まあまあだな」
「いっつもそれだなあ!」
とはいえこれで評価は上々なのはわかりきったことだ。
「ムースは『泡』って意味のお菓子だよ!」
「泡?」
「お菓子というか、材料っていうか、そういう製法で作った泡というか……」
「わけのわからんことを言うな」
「んー……、単品で食べることもあるけど、こうやってケーキ状にしたり、他のものと組み合わせたりとか」
単品の場合も、ムースだけ、というものは少ない。
もちろん単品が無いというわけでもないが、上に果物やゼリーが乗せられていたり、他の材料が使われている。
「できたのは……いつ頃だろうなあ。いくつか説はあるんだけど」
瑠璃がスマホを操作するのを、ブラッドガルドの目線が捉える。
その指先の動きを観察しているようだった。
「んっとね、まずは満腹の人たちにも楽しんでもらえるように作られたっていう説とか。んー、要は食事の後でも楽しめるようにってことだね」
「……」
指先を見ていた目線が、何か物言いたげに細くなった。
「アントナン・カレームって人が書いた本かなにかに、もうすでにムースの作り方がいくつか載ってて……、その人は上流階級相手にシェフをしてたわけ。だからそのために作られたって話が……聞いてる?」
「聞いている」
意外に返事は早かった。
「あとは、女性のための料理説があるね」
「女……?」
「うん。一六○○年代の後半からは、女の人が宴の席に同席しはじめたんだけどー……、男の人の前で大きな口を開けて食べるのははしたない、みたいな。だからあまり噛まずにすむムースが登場したって。料理段階で代わりに潰してるみたいな感じ?」
「よくわからん感覚だ」
「ブラッド君は気にしない感じなの?」
「気にしていたら真っ先に言っている」
一拍置いてから、自分のことかと気付く瑠璃。
そもそも現代日本で――さすがに限度はあるだろうが――男女が同席し、そしてモノを食べるのに口を開けて食べるのは普通のことである。
「あと、似たようなお菓子にババロアってあるんだけど、そっちのほうはゼラチンを多く使うかどうかだって。ムースもゼラチンを使うことはあるみたいだけど……ムースはむしろ卵白を泡立てて使うって感じだからね。ってか、ババロアってむしろゼリーとムースの中間のような気がするんだけど」
とはいえそのババロアもあんまり食べたことがないんだけど、と付け足す。
「じゃあ次はそれか」
「えー。売ってるかなあ……。まあ探しておくけど」
まだ夏っぽいもの食べたいし、という理由は黙っておいた。
オレンジムースケーキを食べきると、紅茶を飲んで一息つく。食感があるとはいえ、口の中を喉の奥へと流すのは別だ。
「しかしこれでは足りん」
フォークがやや乱暴に投げ出され、からんと音がした。
瑠璃はしばらくその様子を見ていたが、カップをテーブルに置いてから姿勢を正した。
「いやまあ、そう言うと思って……」
箱をもう一度開けて、チョコレートムースケーキを取り出す。
そちらはオレンジのムースケーキと違って、円形のケーキだ。上にも巻いたチョコレートや、チョコを染みこませたスポンジが乗っている。
少々値段が張ったし、はっきり言ってこの暑さでチョコレートを食べる気はしない。だがせっかくなので買ってきたものだ。まだ旅行代は残っているものの、今日のお昼代を生活上の必要経費として請求すれば、多少足が出ても余裕があると見たのだ。
だが、ブラッドガルドは表情をぴくりとも動かさなかった。
「……待て、小娘」
不意の言葉に、瑠璃は衝撃を受けた。
「……なっ……、ブラッド君が……」
チョコ系列を目の前にして、心を動かさない。
瑠璃にとって衝撃的な展開が目の前で進行しようとしていた。
「……先程、貴様は言ったな」
「……なにを?」
ごくりと息を呑むと、妙な緊迫感が支配する。
「ムースケーキは女のための料理であると同時に、食事の後でも楽しめるものだと」
「いや同時かどうかはわかんないんだけど」
だが何となく言いたいことを悟り、目をそらす。
「検証は必要だろうが」
「普段まったく言わないこと言い出した……」
「そうでもないだろう。味がわからなければ感想は言えんしな」
「まあまあしか言わない人に言われたくない言葉だ」
思わず前にも言ったようなツッコミをしてしまう。
「では行くか。たまには何か食わせろ」
「ちょっ……、えー!? お昼代請求したかったのに!」
立ち上がったブラッドガルドに、抗議の声をあげる瑠璃。
レシートさえあれば必要経費は請求できる。だが家の中から不自然に食品が消えれば、誤魔化す必要があるのだ。
「そうか。ならばちょうどいいな」
「何がだよ!」
言って、瑠璃はわずかに開いた扉に手を伸ばした。
閉めかけたその瞬間、がつんと音がして、扉の淵に蛇が食らいついた。思わず目を丸くすると、ブラッドガルドの影から伸びた影蛇だった。扉が閉まるのを阻止したまま止まる。
「ずるいぞ」
たった一言そう言った瑠璃を見下ろし、ブラッドガルドは悠々と隣の――彼にとっての異世界へと足を踏み入れた。
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