応援コメント

シューベルトの子守歌 2」への応援コメント

  • アシュラ、がんばりました……!
    アルマッシィのベストアシスト、それにつながったグスタフの珍プレー(?)、もちろんモルの真実の愛✨も、フランソワの生きる意思を、最後の瞬間まで支える力になったと思えます。

    ついに魔王の生誕……になるのでしょうか。
    確かに求める理想は、現世的には神(の権威)への反逆ですが、メフィストフェレスをも退けた高潔さ、まっすぐな強さは、魔王という言葉の偽悪的、悲壮なピカレスク、あるいはニヒリズムと、まだ馴染んでいないような……。

    まあ、神が万物をつくりたもうたのなら、悪魔も魔王も神の被造物。
    だからこそ目くじら立てるのは天使だけであって、神は善悪なんて気にしなーい、と楽にはっちゃけて欲しい感じもします(笑)

    作者からの返信

    アルマッシィに関しては、モルは、本当に激怒していましたよ。それは、アルマッシィが女性だからか、怪しい人物だったからか……。もう、ここはモルは”そう”としか思えません。これは嫉妬です。(ちなみにモルは、生涯独身でしたし、後に、男性画家との間に噂が……)

    グスタフについては、詳しい資料がなくて。モーリツ・エステルハージがイタリアへ異動になってから、いつの間にか、モーリツもナポリにいました。ただ、彼はモーリツと共に、ライヒシュタット公の「悪友」だと認識されていたことは間違いありません。

    どうでしょうか。ナポレオンの息子は、絶対的な正義と言い切れるでしょうか。ゾフィーの息子を引きずり込み、叔父の大公を疎んじ……(あ、ここはフィクションでした!)。

    確かに彼は秘跡を受け、終油も受けましたが、それは彼の意志によるものではありません。彼が、神父の訪れを拒んでいたのも事実です。ここが、エポックでした。

    生涯自分の人生を生きられなかったライヒシュタット公は、善の明るい光の中にいるよりも、神と相対する存在として人類に対峙してほしい、万物の理不尽を埋める存在であってほしい……そんな気がしています。それが魔王、というのは、あまりに短絡的だと思うのですが、ゲーテやシューベルト(やベートーヴェンも)を登場させたことにより、この呼び名に重みが課されたことを祈ります。


    お読み続けて頂いて、本当にありがとうございます。もういっそ、申し訳ないくらい、感謝しております。