応援コメント

母との齟齬」への応援コメント

  • 結局彼を精神的になり一時的になり救える人は、とっくの昔に彼のもとから去ってしまっているのだな、ということが再確認にされて、ひしひしと辛さが……

    作者からの返信

    「とっくの昔に彼のもとから去ってしまっている」、重いお言葉です。

    思えば、フランソワが誰よりも慕っていたママ・キューの罷免を早めたのは、マリー・ルイーゼでした。いえ、もっと早く、出産の時、鉗子を見て、生まれてくる子どもの為に、自分は殺されると、彼女は叫びました。

    母性というものは、もとから備わっているものではないといいます。ですが彼女の場合は、最後まで、自分が中心なんだな、と。
    その晩、母が来ないと知って、フランソワがほっとした時、私もまた、ほっとしました。漸く、母の呪縛から離れられたのだと。

    暗い話ですみません。ですが、最後になんとかしたつもりですので、どうか、お見限りなく……。