応援コメント

ナポリへ!」への応援コメント

  • いままでも、何度も、こうして周囲の人の好意の波がライヒシュタット公を救おうとしては、どういうわけか都合が悪く、振り出しに戻ってしまうことの繰り返しであったし、ライヒシュタット公が辿る結末がどのようなものか知ってしまうと、やはりこの波を見続けることが苦しくなる一方です。

    作者からの返信

    書く私も、苦しかったです。エンタメであるべきweb小説で、このような残酷なお話を公開していいのか、ラスト近くなって、ためらいの気持ちが強くなっていく一方です。

    ただ、ひとつ、私がどうしても言いたいのは、彼の周りの人達は、彼を愛さずにはいられなかった、ということです。憎いナポレオンの息子でも、国家のお荷物であっても、自分の監視対象であっても、なんなら、病気で快活さを失ってしまっても……周囲の人は、彼を、愛さずにはいられなかった。そこを、強調したいのです。

    辛いお話は、序盤に入ったばかりです。どうかお許しを。