どうあってもナポレオンはその名も含めて宗教でしかあれないのですね……
作者からの返信
少しずつ、です。ここから少しずつ、黒殿下……じゃなくて、ライヒシュタット公の作戦を広げていきます。
それに伴い、父ナポレオンの重みも、少しずつ、彼から減じていくような気がしてなりません。
以前、ライヒシュタット公が母への手紙に書いていましたが、時代の流れが早いのです。フランスでは、わずかの間に、ブルボン朝が倒れ、ブルジョワジーの世になりました。何世紀もの間続き、絶対に倒れることがないと思われていた王権神授が、失われたのです。
聡明なライヒシュタット公は、いつの間にか、父ナポレオンの考え方が、古くなってしまっていることに、ある時点で、気がついた筈です。
あとがきも面白かったです
マルモンとフランツの会話はせりもも様の
空想ではなく事実だったとは
歴史面白いです😊
作者からの返信
後書きまでお読み頂いて、ありがとうございます!
ヴァンドームの柱のてっぺんにいた人によろしく! だけでは、私にはさっぱりわからなくて。調べたら、かなりの変遷があって、それがナポレオンの評価の変化と呼応していて、とてもおもしろいと感じました。
マルモンは長生きしたのに、結局、フランスへ帰れずに客死でしたね……。彼は、フランスのかつての戦友たちに認めて貰いたかったんだと思います。せめて、ナポレオンの息子からの知己と尊敬を得て、少しは報われたのでしょうか……。
温かいコメントを、本当にありがとうございます! 大変励みになっております。心から感謝申し上げます。