私事ながら、最近祖父もやたらに咳をしているもので、シュタウデンハイム医師やディートリヒシュタイン先生の危惧には共感が止みません。
本人がなんともないと言い張るところも……
年を取ると喉が狭窄してきて痰が絡みやすいと聞きますが、フランソワの場合は瘰癧によって喉が圧迫されていたのでしょうか……その不快感のなかでも軍務に向かいたがった動機だってナポレオンの亡霊、呪縛でしょう。
どこまでもナポレオンのせいで、がついて回る、本当に、「偉い親を持った子供は苦労する」というやつですな。
そして何がたまらんってもう1830年だってことなんですよねえ……
作者からの返信
お祖父様、心配ですね。
私事ですが、私も、咳がひどかった時期がありました。私のは、単なるアレルギー性の気管支炎だったらしいですが、咳は、続くと苦しいですよね。肋骨が折れてしまう人もいるそうです……。お祖父様、どうぞ、お大事に。
ライヒシュタット公の肖像画を探していて、どれもこれも、首のあたりをひどく締め付けていることに気が付きました。ああ、これ、首筋の腫れ物を気にしていたのかなあ……と、妄想が膨らんでいきました。病気だけではあんまりだと思いました。おっしゃる通り、ナポレオンの呪縛を受けた人生は、気の毒すぎます。なんとか、フランソワの身の回りを華やかに盛り上げたく、この後、もう少し、工夫してみることにします。
ちょっと今週は、込み入った内容になっています。あまり根を詰められずに、お時間のある時に、適当に読み流してみて下さい。
大事な時期に、本当にありがとうございます……。
ここで病気になったのですネ
これからというのに
プラハ配属は本当でしょうか?
P.S.
せりもも様の私の素朴な質問への回答も
とても楽しいんです
失礼しました^ ^
作者からの返信
少なくとも、シュタウデンハイムが、結核の可能性を示唆した初めての侍医であったことは確かです。胸の病ではないと強情を張る(軍務ができなくなってしまいますから)ライヒシュタット公に対し、二人の同僚医師に診察させ、セカンド・オピニオンを求めました。
本当に、シュタウデンハイム医師が、もっと長く生きてくれたら良かったのに、と思います。
ハプスブルクの大公など皇族が軍務につく場合、その最初の赴任地はプラハであったそうです。ライヒシュタット公の場合、この話はまだ皇帝預かりとなっています。病の診断もあり、この時期、さぞや殿下ははらはらされていたことでしょう。
こちらこそ、いつも応援、コメント、大きな勇気を頂いています。本当にありがとうございます!