最悪の展開としては、ゲンツ自身ライヒシュタット公の死を望んでいたり、ブルボン家に通じている事が頭を過ります。
ライヒシュタット公が今まで経験してきた不運、不幸を顧みると、どうも……
作者からの返信
言論弾圧で有名な「カールスバートの決議書」の草稿を書いた、という汚点はありますが、ゲンツは、反ナポレオン派です。ライヒシュタット公の不幸は、概ね、両親から派生しているので、ゲンツはシロ、と思うのです。
ところで、ゲンツは、もともとジャーナリストでした。ミステリでは、探偵役のジャーナリストが、秘密を嗅ぎつけて、抹殺されたりしていますね……いえ、深い意味はありません。
早々にお読み下さって、ありがとうございました。まだまだ続きます。どうぞ、気長にお付き合い頂けますように。
面白いキャラ登場です‼️
作者からの返信
ダッフィンガーは、ウィーンの町の画家で、ライヒシュタット公の絵を描いています。日本語版のwikiの一番上の軍服姿の肖像画も、彼によるものです。恐らく、フランスへ持ち込まれた絵ハガキや葉巻入れの細密画などは、この人の絵が元になったものが多いのではないかと、私は推測しています。
公は、乗合馬車に乗って、ダッフィンガーのアトリエへ通ったとか。
町の画家だから仕方がないのですけれど、それにしても、もう少しちゃんとした油絵を、ダッフィンガーが描いていてくれたらなあ、と私は恨めしく思っています。
お忙しい中、お読み下さって、本当にありがとうございます……。