chapter01 基本的な敬語~尊敬語~
ある日の市街地にて…
”…はい…はい…確かに…「申されている」通りです。ええ………ですから、昼食は先に「頂いて下さい」。私も現場まで急ぎますので…では”
「さて、急がなくちゃ、ね…」
「!!???…」
「どうしたの?お姉…」
「さっきすれ違ったOLの人…どうやら目上の人としゃべっていたみたいだけど、尊敬語が全くしゃべれていなかったわよ…」
「そうだった?私はあんまり違和感なかったけど…」
「この前の足達先生の授業で「尊敬語」についてやったんだけど…」
***
「は~い!今日は敬語表現の1つ「尊敬語」についてやるわよ~」
「「尊敬語」というのは、「自分より上位の関係にある人を敬って言い表す時に使う」敬語表現です。
1.「動詞に「れる」「られる」をつけた表現
2.「『お(ご)~になる』 とする表現
3.「尊敬の動詞表現」
の3つがあります」
「先生!何かに例えてくれないと分かりませ~ん!!」
「そうね…」
「1.だと…「話される」とか「受けられる」とか、かな…」
「2.なら…「ご出席になられた」とかかな?」
「最後に3の例だけど…「言う→おっしゃる」「食べる→召し上がる」といった感じね!!」
「敬語表現は、実務技能検定協会の「ビジネス電話検定」「サービス接遇検定」「秘書技能検定」や、全国経理教育協会の「社会人常識マナー検定」にも出てくる表現だから、わからない人は徹底的に学習するように!」
***
「なるほどね…つまり、さっきのOLさんの場合の、正しい敬語表現は…
「おっしゃる」「お召し上がり下さい」
になるんだね!!」
「そういうこと♪」
「それにしても、美琴も私に対する敬語表現がなっていないわよ!」
「お姉はいいの!親しみを込めて「ため口」なんだからさぁ♪」
「まぁ、いいんだけど、さ…ただ、部活の時とかは注意しなさいよ♪」
「は~い!」
chapter2 に続く
~検定問題にチャレンジ!~
販売課の風間陽太郎は新人から、電話でお客さまが言ったことに同意を示すときはどのように言うのがよいかと尋ねられた。次はこのとき風間が挙げた例である。中から「不適当」と思われるものを1つ選びなさい。
(第19回ビジネス電話実務検定知識B級より)
「1.ごもっともです」
「2.言えていますね」
「3.おっしゃる通りです」
「4.さようでございますね」
「不適当」な選択肢は…
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
「2.言えていますね」
~解説~
「言えてる(ね)」は同意を示す言葉ではありますが、それは仲間内の日常会話などで使う砕けた言い回しであり、仕事の電話でお客さまに言うのは「不適当」ということになります。
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