ビジネス電話編

introduction 真琴 Secretary !! ~ビジネス電話編~とは?

「どうも~作者の剣世炸けんつぎ さくです♪」


「剣世先生、こんにちは!!」


「もしかして、先生が登場しているということは…私の新シリーズのスタートですか!!」


「真琴さん、その通りです♪前回の「サービス接遇編」に引き続き、「ビジネス電話編」のスタートです!!」


「マイナビが20代の社会人男女に「社会人になりたてのころ、苦労したビジネスマナーは?」というアンケート(※1)を採ったところ、一番多かったのが「電話応対」で、35.9%にものぼったそうです」


「えっ!?何で電話応対が難しいんですか?電話なら、よね!?」


「美琴…どこから降って湧いたの!?」


「俺もいるんだが…」


「先輩はいいんです♪」


「なんで煉先輩はよくて、私はダメなの!!」


「まあまあ2人とも落ち着いて…美琴さんの言うように、電話は普段からスマホでやっています。ですが、。スマホのように、持ち歩ける電話ではなく、受話器を手に取って話をするものです」


「嶋尻家にも固定電話がありますけど、それが鳴るのは、田舎のおじいちゃんや親戚からお父さんやお母さん宛に、年に数回かかってくるだけですね…」


「私もお姉も、家電が鳴っても出ないしね…」


「けやき商では、3年生に自分の店を経営するシミュレーションゲームみたいな「総合実践」という授業があって、簿記で学んだ帳簿や総勘定元帳の作り方や、見積書・注文書・納品書等の発行方法、取引先との電話でのやりとりなんかを学ぶから、ある程度のことは社会人になる前に経験することができるが…」


「そういう授業を受けたことのない人は、ですよね…」


「最近じゃ、家電のないお家もあるみたいだし…」


「そういうことです。実務技能検定協会では、、前シリーズの「サービス接遇検定」もその1つです」


「そして今シリーズでは、である「電話応対」に焦点を当てた「ビジネス電話実務検定」の内容を通して、真琴さんたちに電話応対のいろはを学んで頂きます」


「また、各エピソードの最後には、検定協会の許可を得て、ビジネス電話実務検定の過去問題を掲載します」


「検定は6月と11月に施行されますから、このストーリーをお読み頂き、各エピソードの過去問題にチャレンジして、興味を持って頂けたなら、ぜひして頂ければ、と考えています」


「サービス接遇や秘書技能もそうですけど、な気がします♪」


「よ~し!私はお姉みたいにまだ選択授業の「秘書・接遇」を受講できないけど、剣世先生のエピソードにはちょくちょく顔を出して、お姉と一緒についでに勉強しちゃおうっと♪」


「ちょっと!!これは「私」のストーリーなんだから、あんたは少し控え目に登場しなさいよ!!」


「美琴のことだから、ちゃっかりいろいろなところに登場するんだろうな…」


「という訳で「真琴 Secretary!!社会人の所作・マナー講座~ビジネス電話編~」を、どうぞお楽しみ下さい!!」


「にゃ~お♪」


「あぁ!毎度のことだけど剣世先生が窓から外へ!!待ってくださ~い!!」



chapter1 に続く♪


※1 マイナビスチューデント『電話対応はやっぱり緊張する!? 新人時代の恥ずかしい珍エピソード公開!』


https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/10933




~検定問題にチャレンジ!~


 E社の森口健介は先輩から「ビジネスの電話での話し方は友人と話すのとは違う!」と注意された。次はこのとき先輩が言ったことである。中から「不適当」と思われるものを1つ選びなさい。

(第19回ビジネス電話実務検定 知識B級より)



「1.話し終えたら「それじゃ、また」ではなく「失礼いたします」と言ってから電話を切ること。」



「2.相手の言葉が聞き取れなかったとき「はっ?」と言っているが、「はあ?何ですか」と言う方がよい。」



「3.「でっ、どうしましょうか」と言っているが、「それではどのようにいたしましょうか」と言う方がよい。」



「4.電話に出るときは面倒くさそうに「E社ですけど」と言うのではなく、改まった調子で「はい、E社です」と言うこと。」



「不適当」な選択肢は…


































「2.相手の言葉が聞き取れなかったとき「はっ?」と言っているが、「はあ?何ですか」と言う方がよい。」



~解説~



 「はっ?」を「はあ?何ですか」に変えても改まった調子にはならないので、ビジネスの場では不適当です。聞き取れなかったときの適切な言い方は「恐れ入りますが、もう一度お願いできますか」などの言い回しです。

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