第3話 体育

今日は一番したくない体力テストだ。

体育が嫌なわけじゃない。体操服になるのが嫌って意味だ。

なぜかと言うとボクはこの容姿だから小学生と中学生のときは全く体育の授業を参加していない。正直高校生だと進級に響くから、、。

「あ、、えと、ボクはた、体調、悪いのでその保健室に、、」

ボクが教室から出ようとしたら他の女子に腕を掴まれた。

「嘘つかないの。今日の朝普通に鮎川くんと登校してたじゃない。それもえらい楽しく」

「あぅ、、」

(・・・、あ、思いついた)

「さっさと着替えよ?」

「休んじゃだめ?

ものすごく嫌だけど上目遣いで美鈴を見つめる。

「か、可愛い、、でもダメ。そんなことばっかり言ってると来年この中で一人だけ一年よ?」

「ぅく」


結局無理矢理体操服に着替えさせられ、グラウンドへ入る。

「か、翔、見ないでぇ」

脚が結構寒くて、恥ずかしい。

「み、見てねぇから」

「白姫ちゃん可愛いよ、俺と、、、結婚してくれぇぇぇっ!!」

須田くんがジャンプして、こちらへ飛んでくる。

「いやぁぁぁぁぁぁッ!」

「俺の親友に手を出すな、変態野郎」

翔が回し蹴りを食らわす。

「ぐぎゃぁぁ」

その後須田くんは散々女子達に蹴られた。

「そこの変態は放っておくとして、体力テスト始めるぞ。それぞれ出席番号順で六っつに分かれろ」

それぞれ十二人ずつに分かれた。

「私、まっしーがいないなんて死んでるのと一緒だよ〜」

「お、大袈裟だよ!」

「むぅ、まっしーとの一秒は私にとって一年なのっ!」

「はぅ、人前でそんなこと言われたらは、恥ずかしいよ」

「デレたまっしーも可愛い」

「う、うるさいっ、そんなに可愛いとか言う人嫌いっ!」

「えぇー、ごめんごめん。許してよ、まっしー。もう言わないから」


テストが始まった。

「白姫ちゅぁぁんっ!」

再起した須田くんがまたもや襲いかかって来た。

「いやぁぁぁぁぁぁっ!」

近くにあったコーンで殴る。



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可愛い美少女を助けたらボクが可愛い美少女になってしまったんだけど⁉︎ 千神華夜 @kaya01

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